技術的特異点
-
AT-X、『AIの遺電子』、第10話。
ヒューマノイドの公開手術が行われているのですが……なぜAIに任せないで人間が電脳治療をしているのかという疑問の声が。これに対して、これは患者の希望だと説明し、五本木 テツヤ(五本木もヒューマノイド)なら問題ないと……彼は優秀な医者だと言います。
ところが……五本木は天井にあるカメラを睨み、急に手術を放棄。手術室を出て行っちゃってます。
人間よりも賢いAIが生まれたら、世界はどう変わるのか? 賢いAIが、より賢いAIを作り、人智の及ばぬ超知能が文明や人間のあり方を根本から変える……
人々はこうした劇的な変化を技術的特異点(シンギュラリティ)と名付け、 都市伝説大好き人間 ある者はその到来を信じ、ある者は怪しんだ……
超高度AIが稼動する今、この言葉を思い出す人は少ないとの事。
どこに言ったかと思ったら、五本木はナイフを手に強盗!? ある家に侵入し、人間を襲おうとしてます。人間には理解できないだろうけど、血を流してでも前に進む……それが人型知性だと言います。女性は、お金ならいくらでもあげると言うのですが……五本木は、そんな物のためにこんな事をしているのではないと言います。紙のお金なんて、こんな物がなぜ今も使われているのだろうと言います。
やっぱりこの世界はおかしいと言い、ナイフを突き出し……
……情報の保存は、電子や磁気だけじゃダメなんですよねー。金銭なら貨幣など、財産なら金塊など、文字情報なら紙や石板など、映像情報ならレリーフや彫刻や写真など、音声情報ならレコード板など……物理的にも保存しておかなきゃ。古い歴史が目障りだったり不都合な者にとっては、どんな理屈をこねくり回してでも電子に置き換えさせて情報操作するんだろうけど。
|