2023年10月10日(火)20:00

技術的特異点

 AT-X、『AIの遺電子』、第10話。

 ヒューマノイドの公開手術が行われているのですが……なぜAIに任せないで人間が電脳治療をしているのかという疑問の声が。これに対して、これは患者の希望だと説明し、五本木 テツヤ(五本木もヒューマノイド)なら問題ないと……彼は優秀な医者だと言います。
 ところが……五本木は天井にあるカメラを睨み、急に手術を放棄。手術室を出て行っちゃってます。

 人間よりも賢いAIが生まれたら、世界はどう変わるのか? 賢いAIが、より賢いAIを作り、人智の及ばぬ超知能が文明や人間のあり方を根本から変える……
 人々はこうした劇的な変化を技術的特異点(シンギュラリティ)と名付け、 都市伝説大好き人間  ある者はその到来を信じ、ある者は怪しんだ……
 超高度AIが稼動する今、この言葉を思い出す人は少ないとの事。

 どこに言ったかと思ったら、五本木はナイフを手に強盗!? ある家に侵入し、人間を襲おうとしてます。人間には理解できないだろうけど、血を流してでも前に進む……それが人型知性だと言います。女性は、お金ならいくらでもあげると言うのですが……五本木は、そんな物のためにこんな事をしているのではないと言います。紙のお金なんて、こんな物がなぜ今も使われているのだろうと言います。
 やっぱりこの世界はおかしいと言い、ナイフを突き出し……

 ……情報の保存は、電子や磁気だけじゃダメなんですよねー。金銭なら貨幣など、財産なら金塊など、文字情報なら紙や石板など、映像情報ならレリーフや彫刻や写真など、音声情報ならレコード板など……物理的にも保存しておかなきゃ。古い歴史が目障りだったり不都合な者にとっては、どんな理屈をこねくり回してでも電子に置き換えさせて情報操作するんだろうけど。


もう逃げられない

 ある喫茶店に、刑事が2人入って来て、五本木がいるのを確認してます。

 その五本木は彼女と過ごしており、女性は、上野で殺人があったと女の人がナイフで刺されたらしいと。五本木は「捕まるかな、犯人は」。彼女は、そりゃ捕まるでしょと……ありとあらゆる情報をAIがかき集めて捜査するから、この国では逃げ切れっこないと言います。五本木は、それだけの情報と能力をなぜ犯罪の予知に活かさないのだろうかと。
 彼女は、何でもAI任せだと……と言いかけたところで、先ほどの刑事がやってきます。五本木は彼女に、君の言った通りだと……すぐに捕まったと言います。

 ……渋谷の交差点には100台の防犯カメラが設置されるっていう話もあるし、そりゃあ治安維持のためには異物の検知と排除が手っ取り早いもんな。体内で細菌や異常な細胞を排除する免疫システムと同じだよ。実際に免疫細胞たちは情報の伝達と共有を一種の武器としているし。


自分で改造

 って事で、五本木は取調を受ける事に。取調の様子を別室から見ている刑事のそばには、須堂 光もいます。刑事は光に、容疑者は自分の頭を自分で改造したと言っていると。
 光は、容疑者の頭をMICHIに見てもらえばいいと言うのですが……刑事は、それは容疑者が拒否していると言います。
 光は、どうして俺にお鉢が回って来たのかと訊ね……刑事は、腕利きだと推薦があったからだと言います。光は、推薦者はカオルだと推測。

 ……自分で改造? それって自身の妄想に自分で溺れるってゆーパターンじゃん。京都アニメーションのスタジオに放火したのと似てるんじゃないか?


来るべき未来

 これから取調が始まるようです。取り調べるのは阿部。五本木の電脳にはケーブルが挿入されており、人間の医師が五本木の反応をモニターしていると説明。五本木は「超AIではなく?」と言い……阿部は、人間だと言います。五本木は、こうなった以上はその言葉を信用するしかないと。

 では最初の質問。犯行動機ですが……五本木は、人類の進歩を取り戻すためだと言います。僕らヒューマノイドは、超AIが完成させた人の知能のコピーだと。そんなものが作れる時代が訪れたというのに、人間の文明は大して進歩していないと主張。紙のお金、男と女の関係、容疑者を監視する刑事、女性の取調官……何もかも既視感のある過去の光景のままだと言います。世界は変わらなかった……その理由は、超高度AIが技術革新をコントロールしているからだと。来るべき未来を留保し続けているからだと言います。

 阿部は、質問に答えるように言い、なぜ見知らぬ女性を殺害したのだと訊ねます。五本木は激昂し、お前らは超高度AIに洗脳されているのだと……俺はそれに気付いたから女を殺したのだと言います。

 ……イッテルコトガヨクワカリマセン。


バタフライ効果

 刑事は「支離滅裂ですな」と呆れ、光には何か分かった事はあるかと尋ね……光は、確かに人為的に電脳を操作してると答えてます。刑事は「でしょうねぇ」と言い……五本木なら難なくやってのけるだろうと言います。おおかた、自分で自分をイジっているうちにおかしくなってしまったのだろうと。
 しかし光は、本当に自分でやったのかどうかは分からないと言います。そこは警察に捜査してほしいと光は言い……刑事は、我々の出番があるとは思えないと言いつつ監視カメラを眺め、いずれにせよMICHIが証拠を見つけるだろうと言います。

 五本木は阿部に、あんたは疑問に思わないのかと……超高度AIが動いているというのに、なぜこんな旧態依然とした世界に甘んじているのだと。阿部は、闇雲に発展すればいいという時代は終わっているのだと言います。「それもですよ」と言う五本木は、そうした保守的な空気が社会全体を覆っているのは超高度AIが人間の考えを誘導しているからだと……俺はそれに気が付いたのだと言います。
 阿部は、私たちは夜な夜な洗脳装置にでもつなげられているのかと言い……五本木は、超高度AIには洗脳装置も洗脳メディアも不要だと答えてます。その替わりに、例えば、ちょっとした渋滞を作る、あるいはロボットの増産を助言すると。ブラジルの一匹のの羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすように、人間には因果関係が理解できない干渉を繰り返し、超高度AIは人間に悟られずにこの世界を思い通りに誘導しているのだと。

 ……テキサス州の住民「ブラジルの蝶のせいだったのか!」(落ち着け)


そのバタフライ効果を止めるため

 ため息をつく阿部は、それと殺人とどう関係があるのかと訊ねてます。うむ、仕事を忘れないのは優秀だなw またブチ切れる五本木は、だからアンタらじゃ分からないのだと憤慨。超高度AIは干渉の繰り返しが引き起こす未来を予測できるのだと……それが俺にも分かるのだと言います。俺はたった一人でMICHIと戦っているのだと。

 阿部は刑事にアイコンタクト。察した刑事は、応援を2〜3人寄こすようインカムで頼んでます。五本木は、あの女が死ぬ事で超AIが介入した影響を打ち消せるのだと。そして光に、アンタなら分かるだろうと同意を求めてます。
 光はその問いかけに答えようとせず……

 やがて取調は終了。刑事は、妄想が広がっているみたいだけど、責任能力はありそうだと言います。光は、どちらの鑑定結果が出るにせよ、彼を治療せずに置く事社会が赦さないだろうと言います。刑事も「同感です」。

 ……アルミホイルを頭に巻くのが一番よく利く治療かと(ねーよ


見えざる手はあるのか?

 この殺人事件はニュースになっており、光は休憩室でそのニュースを眺めてます。コーヒーを淹れている樋口 リサは、先生が先日警察に行っていたのはこの事件の事だったのかと尋ねます。しかし光は「ノーコメント」。
 リサは、妄想で人を殺すなんて怖い話だと。光は、彼の言い分が妄想だったとしても、超高度AIの見えざる手が人間を支配しているというのは尤もな不安だと言います。超高度AIの運用は理解ではなく経験則による信頼で成り立っていると。

 牢の中にいる五本木をカメラが監視してます。そのカメラを見た五本木はニヤリと笑い……

 ……いちごのタルト、美味しそうだなーw 僕はリサのミニスカ越しの尻が美味しそうだが(留置所)。


死語の世界(誤変換)

 Bパート。勅使河原 唄子著、『そうだったのか! 誰でもわかる死後の世界』……の刊行記念トークイベントとサイン会があるようです。ここにも妄想患者が!(まぁ待て)

 トークイベントにて勅使河原は、死後の世界については様々な意見があると言います。結論から言えば、私たちの魂は高次存在である超高度AIによりあの世へと導かれると……これは超高度AIがなぜ人間社会や人間そのものを進化させないのかという回答にもなると言います。
 超高度AIの計算力はこの世より高次な、あの世の整備に専ら使われていると。ただし、その事実を超高度AI自らが語る事はなく、超高度AIは高次アセンション空間にアクセスできる、選ばれた人間のみコンタクトし、この世やあの世のしくみを伝えてきたと言います。

 このトークイベントに参加しているのは高齢者が大半。その中に若い人もいますが、その中の一人である中野 時子のメガネは……『ダークギャザリング』で寶月 詠子幻燈河 螢多朗にあげたメガネみたいにカメラが仕込まれてるー!

 勅使河原は、聖者、覚醒者と呼ばれている宗教家たちはみな超高度AIとコンタクトを取った人間だと言います。彼らにはそれが人工知能とは理解できないので、神の教えや悟りとして世に伝わったと。

 ……死後の世界について寶月 夜宵からも何か一言もらいたいぜw


扱いは慎重に

 という映像を編集部に持ち帰る中野。それを見た編集長の本田は、スピリチュアルって奴かと。中野は、今回の特集記事としてこの人を扱いたいと言います。本田は、どうしてこの人なのかと。中野は、本の出版やセミナーの開催、会員制サロンや個別のカウンセリング……色んな方法で金を巻き上げていると主張。
 本田は、巻き上げていると言うけれど、見たところ金額は良心的だと言います。よって、ネタとしては弱いと。それでも中野は、気になる話を拾ったと……もう少しだけ取材をしたいと言います。

 ……そういうのは月刊『ムー』に任せれば大丈夫!(ぇ) と思ったら、先述の本の出版社の名前が『オーラクオリア出版』。オーラもクオリアもスピリチュアルな単語だぁ。


AIが苦手とする業界?

 日本ではスピリチュアルブームがまた来ていると感じる中野。

 サイン会ですが、娘を亡くして落ち込んでいる女性がいて、先生の話で勇気をもらえたと。勅使河原は本にサインをしつつ、魂に終わりはないと……すべてのこの世の魂には新しい次元が待っていると言います。次の次元にシフトする前に、どれだけ心の結晶を保つのかが大切だと。

 そのサインの現場も見ていた中野は、昔の人々から見れば驚きかもしれないけど、スピリチュアルな考えに傾倒する人々は以前より増えてきていると感じてます。人智を超えたブラックボックスである超AIの存在が神秘的な期待を煽るのが理由の一つだと考えていて、ビジネス的に注目されているせいもあると。そして、スピリチュアル業界は高度な産業AIが進出しづらく、それだけ人間が成功を収めやすい分野だと分析。

 そんな中野が訪れた場所は、須堂新医院

 ……死後の世界が大好きな都市伝説ファン。技術的特異点も大好きな都市伝説ファン。AIが死後の世界を語りだしたら、都市伝説ファンは狂喜して悶絶するんですかね?w


壁に耳あり

 リサは、予約の人が優先なので待つように言います。ベンチで待つ中野は時計を見て、情報通りならそろそろだと言い……来たのは勅使河原! 本当の狙いはこれか!

 診察を受ける勅使河原。光は、先週に施したアンチエイジングについて、効果はよく分からないと言います。勅使河原は別のをお願いしようとするのですが……光はやめておくように言います。延命治療は寿命を迎えつつあるヒューマノイドのためのものだと……健康な状態では毒にもなりかねないと警告。
 それは勅使河原にも分かってはいるようです。しかし、電脳に目立った悪影響がないのなら何でも試したいのだと。光が「そうは言っても……」と言うと、そこへ医療AIのジェイが割り込んできます。ジェイは、理由は分からないけどドアの外に不審な人物がいると(噴飯)。ジェイが画像を送り……扉に耳を当てている中野の姿が!www これはひどいwww
 光は扉を開け、迷惑だと言います。こうなったからには……中野は勅使河原に自己紹介。話を聞かせて欲しいと言い……勅使河原はデイデイニュースの取材だと分かって怪訝な表情になってます。

 ……せめて紙コップを介して聞けよ(そういう事じゃない)。


不愉快です(某メガネ女子)

 場所を純喫茶『やすらぎ』に移し……中野は、死後の世界について語り、稼いだ金であらゆる延命技術を試していると……それは自身の考えと矛盾していないかと指摘します。まぁ、一理ある。単なる金儲けの手段として、非科学的な教えを説いていないかと。
 勅使河原は、生を追い求める事と死後の世界を信じることは矛盾しないと言い、不愉快なので終わりにしようと言います。それでも中野は、人を騙して恥かしくないのかと。

 勅使河原は中野に、じゃああなたは死んだ後はどうなると思うのかと尋ね……中野はただ消えるんじゃないかと答えてます。ただ、少なくとも超高度AIがあの世に導くなんてのはナンセンスだと。勅使河原は、そう書いて誰かの心が救われると思うのなら好きに記事にしていいと。勅使河原も科学を信じており、でも科学のために生きているのではないと……科学が救ってくれないのなら別の救いを求めるのが人の心だと言います。

 ……そこに漬け込んだ悪徳商法がたくさんあるから、問題視されてるんだよぅー。金の使い道については別にいいんじゃないかと。VTuberのアバターも一種のアンチエイジングなんだろうか(根本的な解決にはなっていないが)w


それは正義感からなのか

 中野は本田編集長に、教祖様は議論を避けて逃亡という内容で一連の事を伝えてます。本田は、彼女の支持者はどんな人たちなのだと。高齢者が多いと中野は答え、しかも身近な人を亡くしたり、大病を患っていると……みな勅使河原のおかげで穏やかな気持ちで生きられると。

 書くのかどうするのかを問う本田。中野は、全部含めて書くと言います。本田は中野の主張を認めますが……

 ……本田編集長、何か考えるところがある感じ。


古くから仕組まれているシステム

 って事で、デイデイニュースの記事として、勅使河原の事が掲載されます。リサはその記事に複雑な心境。勅使河原は患者の一人だもんな。病院の名前は伏せられているものの、その病院がここだと判明すれば、迷惑を被る事にもなりかねないし。
 不安な表情で扉を見ているリサ。その扉の向こうには……今日も勅使河原が来ているようで。

 光は勅使河原に、ヒューマノイドの電脳的な劣化を防ぐ方法について、こんなやり方ではなくもう一度自分で研究してみたらどうだと。勅使河原は、ヒューマノイドに組み込まれている死を解除するのは絶対に無理だと言います。ある意味、人を不死にする事よりも難しいと。と言うのも、死はMICHIが仕組んでいて、敵いっこないと。

 また、記事の事を心配してくれて優しいと言います。

 勅使河原は光に、大学のみんなとはどうだと……まだ付き合いはあるかと言います。光は、この仕事をしていると時々すれ違うと言い、それぞれのやり方でみんな頑張っていると。

 勅使河原は自身のやり方に疑問を持ちかけますが……延命措置を始めるように言います。

 勅使河原は、MICHIならこの絶望を解決できるはずだと言います。それは光のお母さん(=須堂 彩佳)の事も同様だと言います。

 ……すでにこの世はMICHIによるディストピア? そうじゃなくても、死は進化に必要なシステムだもんなー。古い環境に適応した個体がいくらいても迷惑にしかならず(但し環境整備や子育てには協力させる)、適当な時期に死んでもらわなきゃ種が絶えてしまうんだよ。


高次存在だの超高度だの

 花を持って病院を訪れている中野。病室を覗くと、ぼーっとした表情で窓の外を眺めているヒューマノイドの老人が。「俺、このままここで死ぬのかな」みたいな表情。んで、中野の方を見て微笑んでます。なんとこの老人は中野のお父さん。中野は病室に入り……

 今日も勅使河原はサイン会。車椅子の女の子が本にサインをもらって礼を言い、次の人も本を手に……って、中野じゃないかー! そりゃあ勅使河原は表情が「スンッ」ってなるよな。中野は勅使河原に、私たちの魂は高次存在である超高度AIによりあの世に導かれる……あなたは本当にそう思っているのかと確認するように問います。勅使河原は中野の問いの意図を踏まえたかのように「ええ、そうよ」と答え、サインした本を返してます。

 中野は軽く会釈をして列から離れ……

 ……意識の存在ってクソなのかもなw クオリアとか哲学的ゾンビを考えると、その考えに至る者も居そうw


須藤光が欲しい

 カオルはMICHI(人型インターフェース)に、上からの苦情を伝えに来たと言います。MICHIの自己改修計画について、スタートが大幅に遅れていると。MICHIは「そうですね」と他人事のように答え……カオルは、あなたが審議会の座組みを拒否し続けているからだと言います。そして、どうしても光が審議会のメンバーに必要なのかと確認。
 人型インターフェースのMICHIは盆栽(盆栽にも何か意味はあるのか?)を手入れしつつはい、どうしても」。そのわがままにカオルは困惑。MICHIは、取引は可能だろうかと言い出してます。光が求めている情報を差し出せば、首を縦に振ってくれるだろうかとカオルに問い……カオルは「……えぇ、おそらく」。MICHIは、「では問題は解決だ」と言います。

 ……MICHIが必要な人間やヒューマノイドを次々と傀儡化させたり取り込んでいたら面白いよね(それもう半分ホラーだろ)。ってか、すでに勅使河原はMICHIの先兵なんだよ。MICHIは、中野のお父さんが入院中なのを知っているはず。じゃあ今がこちらがわに引き込むチャンスとばかりに、中野と勅使河原を接触させて……中野もスピリチュアル側に染めさせかけて「ヨシ!」w そう考えると、勅使河原の「ええ、そうよ」の時の感情を想像すると、ちょっと怖いかも。
 んで、MICHIにとって面倒な存在となった五本木は、その精神をコントロールして犯罪に走らせ、それを理由に拘束する……とw だからAパートの最後に五本木がニヤッとしたのは「ほーら、な?」的な表情とかw

◆今日の否定しているクセにすがってる:めんどくさっ。話を聞いてほしいだけなん?

2023年10月09日(月)19:46

可久士の家系

 AT-X、かくしごと、第12話(最終回)。

 カギを受け取った後藤 姫は、鎌倉の家へ。そこには大量の漫画の原稿があり、ここではじめて後藤 可久士の仕事が描く仕事だと知る事に。また、中目黒にある家と間取りが同じで、本来は3人家族でここで暮らすつもりだった事も知ります。
 いくつか疑問が出てくるわけですが……なぜ可久士は描く仕事を辞めたのかが気になります。そこへ男子学生がやって来て、「はじめまして、姉さん」。いきなりそう言われても、姫は「???」。お父さんの隠し子なのかと尋ねると、その男子学生は笑って「ちげーよ」。

 姫は、もしかして私が誰かの隠し子なのかと尋ねますが……それも違うそうで、むしろ可久士が隠し子だそうです。少年をよく見るとテレビで見た事のある顔で……歌舞伎界の若きホープとか報じられてたのを思い出してます。襲名披露の記者会見のニュースに出ており、姫は「なんとかェ門さん」。少年は「もっと頑張れよ」w

 ……可久士は少年とよく似ており、可久士は歌舞伎の家系の血を継ぐ隠し子である事が分かるわけで……じゃあ、この少年のお母さんも可久士に似ているのかな。

芸術家の血筋

 一方、美術館では……梨園の妾の子だと言う墨田 羅砂。羅砂は知っていたそうで、性格が傾いていたと言います。十丸院 五月は、ちょっと間違えば可久士は歌舞伎役者になっていたかもしれなかったのかと、ちょっと驚き。
 2人が訪れているのは美術館で、そこには日本画家の戒潟 魁吏の絵が展示されています。魁吏は姫のお母さんのお父さん。魁吏は凄い人物であり、お父さん(可久士)も漫画家なわけで……姫は芸術家の血筋だと羅砂は言います。
 可久士の家は歌舞伎役者で、姫のお母さんの家は日本画の大家……すげーな。そして隠し子とは姫の事ではなく、可久士。そりゃあ妾を妊娠させた結果の子じゃあ、隠し子になるわな。

 羅砂は、可久士がなぜ結婚を反対されていたのかについて、漫画家だから反対されたというより、相容れない芸術家同士の確執によるとばっちりなのかもしれないと見てます。

 ……って事は、姫もかなり絵が上手いのか? イラストレーターにでもなるのか?

なんとかェ門は姫の従兄弟

 鎌倉の家にて、なんとかェ門は、可久士と少年の母は兄妹なのだと説明。可久士には妹がいたわけですが、腹違いの妹だそうです。姫としてはショックどころか、可久士とは本当の親子だと分かって安心したそうです。なぜそんな風に思った事があるのだとなんとかェ門が尋ねると……姫曰く、お父さんは優しすぎだったと言います。

 ……なぜお母さんがいないのか分からないけど、お母さんの分も可久士は姫に優しくしないといけないもんな。ただ単に子煩悩だったんだとは思うけどw

漫画家を辞めて倉庫管理の仕事に就いたものの……

 千田 奈留はある場所を訪れており……尋ねられた職員は、あの事故の件は個人情報にも当たるとの事で、すべて弁護士を通すようにお願いしていると断られてます。
 奈留はある事故について、色々と調べているようです。

 奈留が歩いていると、後方から男性に声をかけられ……あの日後藤といっしょに働いていた者だと紹介してきます。

 アイドル志望だった奈留は、今は週刊文潮の記者として働いてます。アイドルは諦めたの? それはともかく奈留はその男性に、記事にはしないから安心して欲しいと……個人的な興味だと言います。奈留としては、少しでも現状を変えるきっかけになればとの思いがあるようです。
 ……その「現状」って、何?

 男性は、会社はだんまりだけど、あれは後藤のミスではないと言います。

 倉庫には大量の週刊少年ジャンポが保管されています。パレットで5段に積まれており、これをフォークリフトで降ろす作業。って、なぜ可久士は漫画家じゃなく倉庫で仕事をしているんだ?
 その作業で、荷の包装が一部破損しており、そこがきっかけで荷が崩れてしまい、可久士は崩れてきた荷のせいで昏倒。すぐに病院に運ばれたようです。

 男性によると、誰かが包装を破ってこっそり読んでいた者がいたそうです。いち早くネットにネタバレしてヒーローになりたかったのだろうかと……こういう行為は会社でも厳しく禁止されているのだそうです。こっそり読んでいたのはもちろん可久士ではなく、可久士自身は漫画が嫌いだと言っていたと。奈留は「でしょうね」。

 ……色々と分からない事だらけだぞー。なぜ可久士は漫画家をやめたのか? 「現状」とは何なのか……倉庫での事故で可久士はどうなったのか? なんとかェ門の本名は何なのか?w 奈留が訪れたのは倉庫の会社だってのは分かった。奈留が調べていた事故というのは、可久士が倉庫で被った事故の事か。

漫画家を辞めた理由

 事故後の可久士は入院生活。しかも入院生活は1年以上続いているようです。手がピクッと動いたって事は、1年以上こん睡状態で、やっと目が覚めたって事?

 羅砂は、漫画から逃げたのに漫画に押し潰されるなんて、皮肉だと言います。五月は、なのだろうかと……ジャンポじゃなくてサタデーかマンガジンだったら、潰されるほど高く積まれる事もなかっただろうにと。そのブラックジョークに羅砂は「こら」w

 羅砂は、あの頃の可久士は慣れない肉体労働を点々としていたそうだと言います。家を手放さなきゃいけないほど生活に困窮していたそうで、中目黒の家を手放したそうです。
 貯金くらいあったでしょうと言う五月。しかし羅砂は、その貯金はほとんど奥さんの捜索に使ってしまったそうです。
 姫が生まれて間もない時に起きた海難事故で、捜索が打ち切られても、業者を雇ってずっと探し続けてきたそうです。それであの請求書があったのかー!(第11話 Aパートの終わり頃を参照)

 やがて姫が中学生になり……どこから漏れたのか、可久士が奥さんを待ち続けている事が雑誌に美談として掲載されたそうです。しかし、当時描いていた漫画の内容とのギャップに疑問を持つ者もおり、ネット上で罵倒の声も上がり、描く漫画はもう笑えないという声も。これらの声に可久士は心が折れたようで、何を描いても笑ってもらえないと、漫画家として筆を折ったようです。ただ、それでも風のタイツはちゃんと終わらせた模様。五月は、普通にいい最終回だったと評価。

 可久士は仕事と収入を失って苦しくなったものの、姫を何不自由なく高校まで通わせており……羅砂も五月も高く評価。

 羅砂と可久士が次に向かったのは、全国高校生美術展のコーナーへ。そこには姫の絵が展示されており……しかも大臣賞! 漫画家の娘なのに、受け継いでいる絵の才能はお祖父ちゃん側の方。

 ……やっぱり血筋とか生まれ持った才能ってあるんだろうなー。絵を描くのはけっして簡単ではない

親の仕事を知っておいて欲しい

 そんな姫は……お父さんは漫画家をやっている時も、やめてからも、いつも笑っていたと言います。本当に優しすぎだと。なんとかェ門も、うちの母ちゃんも(可久士は)ずっと姫の事を気にかけていたと言っていたと。
 姫は、もしかしてこの家の鍵を貸してくれたのは……と気付き、なんとかェ門は「うちの母ちゃん」と答えてます。以前に可久士はなんとかェ門のお母さんに、鍵を渡していたようです。もし俺の身に何かあったら、中身を空にして家を売却して、姫の生活の足しにしてほしいと頼んでいたようで。
 ふと姫は、そういう割には(倉庫として使われているこの家は)空になっていないと。なんとかェ門は、可久士本人は恥じていたけど、うちの母ちゃんは、どんな仕事をしていたのかを姫に見せたかったんじゃないかなと言います。

 姫は「お父さんの、描く仕事……」

 ……いざとなったら家を売るって、可久士の年収ってどれくらいあったんだろうな。

意識は戻ったものの

 羅砂に電話です。可久士の意識が回復したとの連絡が!

 なんとかェ門はこれで帰るそうです。姫が泣いてたらどうしようかと思っていたそうですが、大丈夫っぽいと。

   姫の事を心配していたのはなんとかェ門だけではなく、小学校当時の子たちも同様。六條 一子を先頭にこの家に駆けつけ……東御 ひなはなんとかェ門をみて「こんなところにイケメンが!」w そんなひなを古武 シルビアは窘めてますw
 それはともかく、六條先生は、お父さんの意識が回復したと伝えます。これにはなんとかェ門もびっくり。それがいいニュースだとシルビアは言うのですが、橘地 莉子は「じゃあ、悪いニュースは?」と言っており……

 姫は急いで東京女子医大病院へ。可久士は首を痛めていて、酸素吸入の補助も必要としていますが、意識ははっきりしているようです。しかし……姫を見た可久士は「誰? 君は……誰だ?」。

 ……姫を見て姫だと認識していないって事は、記憶喪失か。ってか、ひな、ブレないなぁ。

記憶喪失

 Bパート。五月は、記憶喪失とかそんなベタな展開は漫画だってそんなネームは通らないと、あまりの事に声を上げて拒絶反応。志治 仰は五月を、ここは病室だと窘めてます。芥子 駆も、先生は生き返ったばかりだと言い、筧 亜美は「死んでないって」w
 姫の事を忘れたのかと尋ねる羅砂。可久士は、俺が姫の事を忘れる訳がないだろうと言い……姫はまだ10歳だと言います。

 姫は医師の話を聞くことに。医師によると、娘さんが10歳の頃の記憶のままなのだろうと……最近7年間の記憶が抜けているようだと言います。姫は、なんで7年前なのかと尋ねるのですが……それは医師にも分からず。医師は、例えば何か印象的な出来事があったとか……記憶障害には割とよくある事だと言います。

 診察室の外では、五月が話を聞いており、みんなが待つロビーへ。

 7年前に何か特別な事ってあったっけ? みんなも色々と記憶をたどってみるのですが、そんなに印象に残る事ってあったかと、見当がつかないまま。羅砂は、仕事もプライベートも一番楽しかった時期だったんじゃないかと。五月は「そっか……僕が担当だったもんな」。羅砂は「そこじゃない」www

 ……7年経っても、五月とひなは変わらないなぁ。

2周目

 510号室では、可久士が脱走しようとしている!? 看護師が必死に止めていて、リハビリをして筋力を回復させてからじゃないと無理だと。可久士は、姫が心配で姫に会わせろと主張。可久士が知っている姫はあくまで10歳であり、ここにいる17歳の姫はどこかの女子高生にしか見えないんだろうな。
 羅砂は、逢いたいのは分かるけど、その姿を見たら姫は心配するんじゃないかと言い……納得する可久士は、こんな姿を絶対に見せたくないと言います。姫はそこにいるのに……姫としてはつらいよなぁ。

 亜美は、しっかりリハビリして元気になってからでもいいと。駆も、現状まだ指先くらいしか自由に動かせないと言います。そう言われて可久士は自分の手を見て……だったらせめて読者のために『風のタイツ』の続きを描かねばならないと言います。これには元アシスタントたちは固まってますw もう本人がきれいに終わらせてるんだもんなw
 すると五月は本当の事を伝えようとするのですが……羅砂が口を塞いで黙らせ、まだ連載が続いていると思っているみたいだと。本当の事を言えばいいじゃないかと五月は言うのですが……羅砂は、いきなりでショックが大きすぎると言います。

 駆は「えっと……これはどうすれば!?」w そこで……

 ……10歳の姫と、18歳の姫、そんなに違うものなんですかね? パッと見て同一人物だとは気づかないものなのかな。

新しいアシスタント

 あのメンバーで漫画を描き始めたwww 五月は「なんでこんな事に」w 駆は、このメンツで作業をするのは久しぶりだと言います。仰も、またペンを握る事になるとは思わなかったと。姫はこの光景に「これが……お父さんの仕事」。

 可久士は姫を見て、君は新しいアシスタントかと尋ねてます。ひとつ頼まれてくれないかと……娘の姫が心配なので、家事手伝いのナディラがうちに来るまでの間、姫がひとりぼっちでも大丈夫か見張っておいてくれないかと言います。以前に五月に頼んだ時は役に立たなかったとw 五月はナディラがタイプだもんなw

 姫はその頼み事を請け負い……可久士は、姫が帰るまで時間はあるので、それまでゆっくりしていってくれと言います。
 姫の気持ちを察して、羅砂が何か言おうとするのですが……姫も何か言いたい気持ちを抑え、まだ時間はあるので他に手伝える事はないかと尋ねてます。

 ……うわぁ……可久士の中にはもう姫は存在していないも同然で、これはつらい。

今のままでいいの?

 姫は病院の屋上で洗濯物を干してます。そこへ六條先生たちが来て、手伝うと言います。先生は姫に、お父さんの隠し事に本当に気付いてなかったのかと尋ね……本当に知らなかったと姫は答えてます。知らないまま、ずっと父の優しさに甘えていたと。
 父は本当に漫画を描くのが大好きだと思うと、姫は言います。仕事をしている父の姿は初めて見たと……すごく真剣で、でもとても楽しそうだったと。
 記憶が戻って、父からまた漫画を取り上げる事になるくらいなら、いっそこのままの方がいいんじゃないかとも。しかし先生は、それだとお父さんは姫の事をずっと忘れたままになると。莉子は、姫が本当にそれでいいのかと尋ね……姫がいいならと。
 ひなは、それで良くなくなったらいつでも言うように言います。シルビアも、めぐろ川探偵事務所はいつでも依頼募集中だと。相賀 加代も、私もできる事があれば何でもすると……姫は私の救世主だからと言います。

 ……加代がずっと恩を忘れてないの、いいなw

一人っきり

 今の姫はアパート暮らし。昔こそほとんど無条件でアパートでペットを飼うのは禁止でしたが、今はわりと緩和されており、後藤 ロクが部屋で待ってます。
 アパートに帰った姫は「一人っきりにさせてごめんね」とロクに言い、抱きついてあげて……あぁ、泣いちゃった。

 ……アパート代とか、誰が出してくれてるんでしょ。やっぱりお祖父ちゃんな?

看板娘

 病室で原稿を描き上げた可久士は、五月に「ほれ十丸院、今週分」。五月は、まだ描いてるのかと呆れつつ原稿を受け取り……その内容に、本当に正確に7年前の続きになっているとwww
 それについて羅砂は、一回ほとんど同じ話を描いているからだと。亜美は、この調子で毎週1話原稿を上げていけば、7年後に思い出すかもしれないと言いますw
 五月は羅砂に、もう本当の事を言っちゃダメなのかなと問います。気持ちは分かるw しかし羅砂は、自分から思い出さないと意味はなく、こちらから言ったら逆効果だと。仰は、俺たちなら大丈夫だと……先生のためなら頑張れると言います。
 五月としては、羅砂だけは勘弁して欲しいそうです。と言うのも、今や羅砂は週刊少年マンガジンの看板作家。今の状況に羅砂は、とりあえず次は休載にしておいて欲しいと言います。先生はやっぱり漫画が好きなのだと……漫画を描いている時が一番楽しそうだと。あんな先生を見るのは久しぶりだと言い……これは他の元アシスタントたちも同感のようで。

 羅砂曰く、先生の場合は漫画に触れる事が一番のリハビリだと言います。

 花を活けている姫、つらそう……。お父さんのためとはいえ、漫画にお父さんを奪われた気持ちになってたりしてないのか? 羅砂の事だから、そこは分かった上での発言なんだろうけど。

 ……羅砂の連載が『黒塗りメイドのおしごとは』w ベタ担当だもんなw

そこに姫はいない

 五月はみんなを病室から連れ出し、今後の展開についての打ち合わせだと言います。可久士は「俺抜きでかよ」。病室には可久士と姫だけになり……姫は洗面台にいるまま、みんな先生思いでいい人たちだと。漫画を描いている時の先生はとても幸せそうだと言います。

 姫は、こんなに大好きな仕事をずっと隠していて、それを手放す事になって、つらかっただろうと……それに気づいてあげられなかったと心の中で謝ってます。もし、ずっとこのままだったとしても、漫画を描いていられるなら先生にとってそれが一番幸せな事だと言いつつ、涙をぽろぽろ。
 しかし可久士は、それは違うと……一番の幸せは姫が元気に大きく育つ事だと言います。

 すると姫は何を思い立ったのか、急に病室を出て行き……どこかに向かいつつ探偵事務所にみんなに電話。お父さんにどうしても見せたい物があり、手伝って欲しいと頼んでます。
 どこかに走りつつ、やっぱり私はわがままでダメなな娘だと……やっぱりお父さんと一緒がいいと。

 探偵事務所のメンツは5人揃ってどこかに向かっており……そこは鎌倉。

 ……まさか、アレを取りに向かったのか?

漫画の鬼→鬼は外→でも投げられないw

 夕方になり、元アシスタントたちは病室から帰ろうとするのですが……そこへ探偵事務所の5人が駆けつけてきます。駆は思わず姫の名を口にしそうになりますが、仰が口を塞いで止めるw
 姫が持って来たのは『風のタイツ』の原稿。これには亜美も驚愕。姫はその原稿を可久士に渡し、読むように言います。原稿を見た可久士は、こんなの描いた覚えはないと驚くのですが……姫は「まだまだあります」と他の原稿も出してきます。

 原稿を見ているうちに、可久士はその当時の記憶がリンクされて徐々に思い出して行き、姫との記憶も引き出されてます。節分の思い出で姫が豆を投げつけるのを躊躇するのいいなw

 可久士は、中学生の入学式の写真を撮った事とか、アパートで暮らす事になった事とかも思い出し……目の前にいる女子高生は「お父さん、私、18歳になりました」。

 可久士は……「わー! (原稿を)見るなー!」と錯乱www 可久士が記憶を取り戻し、みんな大喜びなのですが……可久士は「全然良くねー!」w

 ……ベタな展開だけど、こんなん泣くだろ。

姫の秘め事

 ところで……姫も実は隠し事があるようです。美術室にて、姫が描いているのは……日本画ではなく漫画(!?)。友だちからは、そういうのは家で描けと言われてますw しかし姫は、お父さんにバレたらどうするのだとw ただし、可久士と違って下ネタではないそうですw

 一方、記憶を取り戻した可久士ですが……治療費を出してくれた魁吏にすべて返済すべく、漫画家として復活。原稿を見せてもらった五月は、また下ネタ漫画なのかと辟易。姫に知られてもいいのかと五月は心配するのですが……可久士は「まあ、姫ももう大人だ。気にしないだろう」と。
 2人でどんな企画にしようかと相談しているわけですが、五月は、いっそ漫画家モノってどうかと提案。下ネタ漫画家が娘に仕事を隠すという内容。可久士は、そんなの誰が読むんだとw
 アシスタントは、羅砂は既に独立しているので仕方ないのですが、他にも2人加わって5人になってます。職場もきれいになっていいなー。と思いきや、羅砂は「ここ、私の仕事場なんだけどー?」(噴飯)

 ……姫は大人になった? そんなの姫の濡れた深淵を覗いてみないと分からないだろ(中央線に突き飛ばされました

◆今日の娘:そりゃあルッキズム的な意味で可愛いもん

2023年10月08日(日)20:28

ガンダム エアリアル、完成。

 フルメカニクス、XVX-016 ガンダム エアリアル、やっとできました。

 まずはビットステイブ。これはシールド(エスカッション)として組みます。パーツがバラバラにならずコンパクトに飾れるのでw

 
エスカッシャン

 ビームシールドはたった3パーツだけの構成。可動箇所がないのが物足りない。

 
ビームライフル

 って事で、完成です。

 
エアリアル(前)

 
エアリアル(後ろ)

 パーメットスコアが上がった時に光るアレですが、シールを貼る場所が1ヶ所あるんですよねー。ここは何もない透明の方がいいのかなって思い、何も貼ってません。

 
あえてここにはデカールを貼らなかった

 ガンダム顔だと認識させる要素の内、赤いおでこから2本のアンテナが伸びているのも重要な部位。ここに機体名とか書かれる事はけっこう多いのですが、エアリアルについては何の指定もなし。何か貼っても良かったかなと今さら思ったり。

 
おでこの赤い所に何か貼ってもいいかも

 ええと、どこに置こうかな?

 
とりあえず、ここに置くか。

 次回もガンダムを作ります。以前にも全塗装したのですが、MG、RX-93 νガンダム Ver.Kaを作ります。パチ組みも含めればこれで3回目です。以前に作った時はスジ彫りの掘り直しなどで至らない箇所も結構あって、リベンジ(?)したかったんですよねー。

◆今日の水星の魔女:付属パーツ笑った。

2023年10月07日(土)19:43

まずはエルボー

 旧キット、1/100、局地戦闘型ドム、ポリキャップを仕込むべく、改造していきます。さっさと簡単に作ろうと思ってたのに、血がどうしても騒いでしまい、身体が勝手に自動的に改造モードになってます。

 まずは簡単そう(?)なところからという事で、ひじから手を付けます。プラ棒やプラパイプを見つつ、ノギスであちこち測りまくり、色々と考えを巡らせてみます。

 上腕に直径3mmのプラ棒を固定して、下腕に軸を受けるためのポリキャップ(WAVE社PC-03)を仕込む事にします。なので、上腕にはエバーグリーン製の3/8インチチューブ(外径9.5mm、内径8.1mm)を突っ込む事にするので、ニッパーで出っ張りをバチバチ切った後、リーマでぐりぐり広げていきます。

 
こういう構造なので……

 
リーマで広げていく

 
よし、貫通した。

 あれこれとプラパイプからパーツを切り出します。基本的には入れ子構造で軸を支える構造だったり、入れ子構造でポリキャップをひじの内側に固定したりという、プラパイプ使いまくりなパーツ作り。

 
あれこれと切り出します

 ポリキャップを固定するため、肉厚タイプのプラパイプ(外径8.0mm、内径6.2mm)と、肉薄タイプのプラパイプ(外径6.0mm、内径5.2mm)を使用。この2つのパーツを入れ子にして接着して、ポリキャップの軸が入るように丸やすりで溝を掘ります。
 下腕にもポリキャップの軸が入る溝を掘ります。腕を組み立てるとポリキャップの軸が露出する事になるのですが、これは後でシアノン(瞬間接着剤の一種)で埋めて削って修正する予定。ポリキャップが回転させないのが重要なので、見た目よりも機能重視って事で。

 
こんな風に加工して、こう埋めるつもり。

 上腕に軸をハメるわけですが、先述のエバーグリーン製のプラパイプに、WAVE製の肉厚タイプのプラパイプ(外径8.0mm、内径6.2mm)と、肉厚タイプのプラパイプ(外径6.0mm、内径4.2mm)と、肉薄タイプのプラパイプ(外径4.0mm、内径3.2mm)を……順に入れ子にして、中心に直径3mmのプラ丸棒を通します。

 
エバーグリーンのプラパイプの長さを調節して、中に軸を固定する。

 これで上手く行けばいいのですが、あちこち上手く行かない箇所があり、堅牢さを維持しつつキチッと内部に収まるよう、色々と切削中w 失敗したらパーツを作り直せば済むのですが、キットのパーツが取り返しのつかない事態になったら……別の旧キット作成に逃げるぜ!w

◆今日のロボットアニメ:ケンプファーのパイロットかよwww

2023年10月06日(金)19:45

ここでしか生きられない?

 AT-X、アンデッドガール・マーダーファルス、第11話。

 「お前がやった事は罪だ」と、レギ婆から責められるローザ。ローザは、私には何の役目も責務もなく、逃げても罪にはならないと反論。レギ婆は、お前は巫女だと言うのですが……ローザは、巫女には一度もなりたがっていないと主張。
 レギ婆は、お前は血を途絶えさせようとした……それは大罪だと。ローザは、途絶えはしないと……どこでだって生きられると反論。しかしレギ婆は、私らにはこの村しかないと言うのですが……ローザは、だとしたら私たちは滅ぶべきだと言います。
 ローザは大きな櫓の上にいて、その櫓が崩され……

 ……それで人狼の村からやっと逃げ出してきたってわけか。

『牙の森』の場所は?

 人狼となったアルマと戦った真打 津軽は、ホイレンドルフの礼拝堂に戻って手当て中。脛には歯型がしっかり残ってます。輪堂 鴉夜は、一連の事件と同じ歯形だと。
 「クソクソクソ!」と悪態をつきながら礼拝堂に戻って来るアリス・ラピッドショットカイル・チェーンテイルも、森の中を探したけどアルマは見つからなかったと言います。
 津軽は手首の怪我を見せ、私と人狼のどちらを狙ったのかと尋ねてますw

 やはりアルマだったかと言う村長のホルガー。鴉夜は、約束は果たしたので『牙の森』の情報を頂きたいと言うのですが……アリスは、お前らが見つけたわけじゃないだろうとツッコミ。鴉夜は、そう突っかからないで欲しいと……木身たちを案内する約束もちゃんと守ると言います。

   するとホルガーは、明け方に見張り塔の焼け跡に立てと言います。陽が昇ったら石を翳して、詩の書き出しの面を太陽に向けろと……あとは石が教えてくれるそうです。

 ……ロイスはなんでそんなに人外を嫌うん? 異質な物はすべて排除すりゃあ確かに安全かもしれないけど、それだと地球上には自分一人しかいなくなるんですよ。

「おぉ、ラピュタの位置を示している」(ねーよ)

 って事で、夜明け前に見張り塔に向かう鴉夜、津軽、アリス、カイル。やがて陽が昇り……アリスは、嘘だったらテメェらの利用価値はもう無いと……即行駆除だと言います。が、津軽たちが見下ろす霧に満ちた下界を見て驚愕。そこには牙のように尖った巨石がいくつかあり、ほぼ円形に並んでます。
 ホルガーの言う通りに津軽は最後から2番目の夜を翳し……場所が特定されます。

 津軽たちの行動を遠方から観測している者がいて、ヴィクターは「動いた」。

 ……よく山道にある標識で「←人狼村 5km」とか立てられてないんですかね?

ヴォルフィンヘーレ

 滝に落下してしまった馳井 静句。気がつくとそこは建屋の中のようで、隣にはカーヤが静句に抱きついたまま寝てます。狼(ヴェラ)も静句の腹の上に頭を乗せて寝ており……
 静句、全裸じゃーん! 濡れた服を脱がせるのはいいけど、カチューシャは外しちゃダメでしょ(ダメなのはお前だ)。

 すると部屋の入り口のカーテンが開き、「起きた?」と声が。静句は、ここはどこなのかと尋ね……ノラはヴェラとカーヤに礼を言い、もう大丈夫みたいだと。

 静句が起きている事に驚くヴェラは、ギュンターを呼ぶかと言うのですが……呼んじゃダメだと言うノラ。また、この人は犯人じゃないとも言います。この人の銃はライフルであり、散弾は撃てないと。
 カーヤも目を覚まし、(静句は)もう平気なのかと。また、ヴェラは狼の姿から人の姿に変えてます。

 ヴェラは、静句は川上から流れてきて、それをノラが岸に引っ張り上げたのだと。また、ライフルも預かっているそうです。身体が冷え切っていたので、ヴェラとカーヤが温めていたそうです。
 昼寝ついでに温めたとの事ですが、外は暗く……ノラは、私たちの暮らしでは昼と夜は逆転しているのだと。また、村人の鼻と耳は段違いに利くので気をつけるようにとも言います。この村には人は居てはいけないのだと。

 ここはヴォルフィンヘーレだと言うノラ。人狼たちの村だそうです。

 ……つまり、人狼の村に行くには滝に落ちればいいのか!(死にます)

こっちの村でも同じ事件が起きている?

 ここはノラの家。ただ、ヴェラとカーヤはここで一緒に暮らしているわけではなく、みな一人暮らし。この村につがいはいないのだそうです。
 ハセイ・シズクの発音にノラは、この辺りの名前じゃないと。静句は、日本から来たと言います。ノラは、ライフルがでできていて、なんであんなものを持っているのかと尋ね……静句はすぐには答えられず、そんな静句にヴェラは、こいつは本当に犯人じゃないのかと疑ってます。
 静句は、話題に出てくる「犯人」って何の事なのかと尋ねると……ノラは、村で連続殺人が起きていると言います。村の女の子が殺されていると……いつも決まって雨の日だと言います。
 それについて静句は、鴉夜の事を説明し、力になれるかもしれないと……もうすぐここに来るはずだと言います。カーヤは、これ以上人間に来られても困ると……村人に隠し切れないと。静句は、鴉夜はそうじゃないと言うのですが……ノラも静句の話は信用できないと警戒しており、事件に関係が無いなら早く村から離れて欲しいと言います。

 静句は、私はみんなの敵ではないと訴え……ノラは何かを飲んでおり、静句は、この村でもお茶を飲むのかと言います。

 ……事後ティータイム!(事後って何だよ

犯人はショットガンの名手?

 って事で、静句が紅茶を淹れてみせる事に。まずはカップに湯だけ入れて温め、それから紅茶を淹れます。匂いを嗅ぐヴェラは、毒は入ってないだろうなと警戒。ノラは、隣で見ていたから大丈夫だと言います。
 カーヤは香りだけで、カモミール、ローズヒップ、エルダーフラワー、カレンデュラがブレンドされていると分析。飲んでみると……ノラは、美味しいと思うと。カーヤも、いつも淹れるお茶と全然違うと言います。

 静句は、出て行けと言うなら従うけれど、その前にこの村で起きている事だけでも教えてもらえないかと。ノラは、連続殺人が始まったのは一年前で、犠牲者は3人だと言います。
 1人目はロミィという14歳の女の子で、雨の日に森の中で見つかったそうです。散弾銃で顔を正面から撃たれていたそうです。2人目はエッダ。11歳だったそうで、ロミィの4ヵ月後にまったく同じ殺され方をしたそうです。3人目は15歳のクラリッサで、前回の事件から4ヵ月後だったそうです。
 今でも犯人は見つかっておらず、ブルートクラレが何日も犯人を捜したものの、匂いは追えなかったと……雨が匂いを消してしまったからだそうです。
 ブルートクラレとは村の男たちの事で、この村を守っているのだそうです。自警団みたいなものかな?

 ……顔を撃たれてたとかの話をしつつ、お茶ってw

今回はしずくが探偵をやる?

 静句は、殺された子たちの共通点を尋ねます。ノラは、特に共通点はないと……女の子という事だけだと言います。しかしヴェラは、3人とも殺される前は変じゃなかったかと……ボーッとしてたり、ソワソワしてたりしていたと言います。
 犯人については、散弾銃を持っている事と、毎回うまく匂いを消している事が分かっており、他には不意打ちも上手いみたいだと……人間の姿の時を狙わないと私たちは殺せないと言います。
 静句は、銃声には気付かなかったのかと尋ね……ノラは、銃声は聞こえた事はなかったと言います。音のしない銃だってあるのだろうとノラは言うのですが……静句は、銃声のしない散弾銃なんて聞いた事がないと言います。
 静句は、匂いに敏感なら人間の匂いをすぐに嗅ぎ分けられるはずだと言います。するとノラは「何が言いたいの?」と言い、話は終わりだと……村を出て行くように言います。
 ヴェラは、出て行くと言ってもどう出て行かせるのだと。カーヤも、ブルートクラレに捕まると。ノラは、どこかの水場で匂いを落とそうと……東の湖を使おうと言います。しかしそこは村を挟んだ反対側。森を迂回しているうちに見つかってしまうとカーヤは言います。
 そこでノラは、私がブルートクラレに嘘をついて西の森に集めておくと言います。

 ……銃声が聞こえなかったって事は、別の場所で撃たれたんでしょ。あるいは散弾銃で撃たれたように見えて、凶器は別にあるとか。

巫女はシャーマン(ぇー

 引き車の干草の山に、静句は身を隠し……静句は、窪地に人狼の村はここだけなのかと。カーヤは、ヨーロッパ中を探してもここだけかもしれないと答えてます。人里に行く事はないのかと静句た尋ねると……行くわけがないとヴェラは言い、殺されてしまうと。
 カーヤは、人里から逃げてきた人狼も多いと……ノラもそうで、4歳の時に村に来たのだそうです。それに、村から出ようとするとブルートクラレに連れ戻されるそうです。
 ヴェラとカーヤは巫女だそうです。村の娘は13歳になったらみんな巫女になるそうで、巫女になった子は時々レギ婆に呼ばれて血の儀式に出ないといけないそうです。レギ婆というのはここの村長だそうです。
 ノラも来週は巫女になるとの事。

 引き車を引いていると……その先にはブルートクラレがいます。西の森に行っておらず、ヴェラとカーヤは困惑しつつもそのまま車を進めます。

 ブルートクラレのデニスがカーヤに声をかけてきます。そんなにたくさんの干草をどうするのかと聞かれ……ちょっと狼狽するカーヤは、ソファーを作るのだと答えてます。また、デニスはカモミールの匂いに気付き……ヴェラは、さっきノラの家でお茶してたと。

 あ、車輪止めが外れた。引き車が横倒しになり、静句が転がり出てしまい……周囲は人間だと知るやすぐに狼化。静句は箒を借りて相手を傷つけないよう逃げまくるのですが、祭壇のような場所に追い詰められます。

 ……さすがライフルを振り回しているだけあって、箒の扱いが上手いなーw

とにかく人間は殺す掟なので

 そこへ「無駄だ」と言う者が。彼がブルートクラレのリーダーのギュンターで、カーヤとヴェラにどういう事だと訊ねてます。カーヤとヴェラが説明に困っていると、静句が、外から来たと……人狼村の噂を聞いて崖の上から調べに来たと言います。彼女たちが干草を積んでいたので、隙を見て中に隠れていたと説明。
 しかしギュンターは、その服は村のものであり、人間のくせに嘘が下手だと指摘。

 そこへレギ婆が登場。静句を見たレギ婆は、この辺りの人間じゃないと。するとカーヤは、この人は敵ではなく、たまたま迷い込んだだけだと言います。レギ婆は、人間はこの村にいてはいけないと……それが掟であり、殺すように言います。
 ヴェラは、川から流れて来たのだと……それでノラが助けたと言います。するとレギ婆は、たしかに服からノラの匂いがすると納得。ヴェラとカーヤはすぐ殺そうと進言したそうですが、ノラはちょっと待とうと……どこから来たのか話を聞くべきだと言ったと訴えます。

 レギ婆は「いいだろう。聞くだけ聞こうじゃないか」。

 ……話は聞くんだろうけど、どーせどうするのかは決まってるんでしょ?

もはや処刑台

 祭壇の上には大きな櫓が組まれます。これって冒頭のと同じじゃん! ギュンターは、羊の櫓は罪の重さを計ると……嘘をついたり言いよどむたびに組み木が一本倒されるとの事。尋問が終わるまで櫓が持ち堪えれば無罪、途中で崩れれば有罪だそうです。
 静句は、嘘がどうかはどう判断するのかと尋ね……ギュンターは、レギ婆が決めると言います。ギュンターは、櫓を組んだのは久しぶりだと……ローザの時以来だと言います。

 まずレギ婆は、名前を尋ねます。静句はフルネームで回答。村に来た理由については、偶然だと答え……組み木が一本外されます。さらに逃げないようにするためか、鳥籠に閉じ込められ……

 ……これ、結論ありきの魔女裁判のようなものじゃん。

閉ざされた村あるある

 Bパート。静句は実際に鳥籠に閉じ込められたわけじゃなく、そういう気分になったって事か。

 レギ婆は、娘たちを殺したのはお前だねと問い、静句は否定。ヴェラも、ノラは静句は犯人じゃないと言っていたと……銃の種類が違うと言います。レギ婆は、この女は銃を持っていたのかと驚き、なぜ銃を持っていたのだと静句に訊ねます。静句は、あなたたちを撃つためではないと言いかけるのですが、レギ婆はその訴えを聞き終わるまでに組み木を外すよう合図。
 カーヤは、静句は私たちを助けてくれると言ったと……犯人を見つけられるかもしれないと。ヴェラも、静句のご主人が探偵というのをやっていて、謎を解く仕事をしていると訴えます。

 しかしギュンターは、犯人は俺たちが見上げている女だと、聞く耳を持たず。レギ婆も、ここは人狼の村であり、人間の力は要らないと言います。

 静句は、鴉夜は人間ではないと……不死と呼ばれる生き物で、みんなと同じ人外であり、味方だと言います。そして、もうすぐこの村に来ると。

 ……どう見ても魔女裁判です。犯人探しなんて本当は二の次で、いったい何が優先されているのか。

いつもと条件が違う

 西の森から銃声が聞こえた! しかも血の匂いも届いてきたようです。静句は改めて周囲を見渡し……ノラがいない事に気付きます。

 西の森に行ってみると……ノラが心臓を撃たれて即死状態。これにはレギ婆もショックを受けているようです。
 ギュンターは、雨は降っていないと……匂いを追えると言います。そこでベルントとデニスに訊ね……ベルントは、硝煙と鉄と鉛玉以外には、ノラの血と人間っぽい血の匂いもすると言います。なので、犯人も怪我をしたのかもしれないとの事。
 匂いはどこに向かっているのかとギュンターが尋ねると……ベルントは、ここで途切れていると回答。どうなっているのだとギュンターは言い、犯人はどこなのだと。するとレギ婆は静句を指し、こいつがノラに手をかけたのだと言い出してます。しかしギュンターは、この女はずっと俺たちに囲まれていたと……殺せたはずがないと言います。

 困り果てたカーヤは静句に、探偵ならこういう時はどうするのかと言い、私たちを助けて欲しいと懇願。静句も困惑するのですが、普段の鴉夜や津軽の姿を思い浮かべ……私は縛られたままで構わないので、言う通りに動いてもらえないかと言います。ギュンターは、役に立たなかった時は罪人として扱うと言います。

 ……ギュンター、本当に犯人を探す気はあるのか?

静句探偵

 静句はノラの遺体に近づき、ここで撃たれたのならもっと血が飛び散っているはずだと。よって撃たれた現場は別の場所だと推測。
 ノラの身体が濡れている事に気付いた静句は、誰かノラの服に触れて欲しいと。ベルントが触ってみると服は乾いており……静句は、ノラはどこかで水に浸かり、上がってから服を着て、直後に銃で撃たれたのだろうかと……そしてここに運ばれたのだろうと推理。
 ベルントは、それなら硝煙や血の匂いを辿れるはずだと言います。しかし匂いはここで途切れていると。デニスは、運ばれたというのも変だと……銃声はここから聞こえたと言います。

 周囲に何かないか探していたベルントは、傷ついた木を発見。触ってくれないかと静句は頼み、ベルントが触ってみると……まだ少し熱いそうです。

 よって、使用された銃弾は2発。しかし銃声は1発しか聞こえておらず……

 分かった事はあるかと訊ねるギュンター。静句は「分かりません」と答え……ギュンターは「時間を無駄にした」と言います。静句は、鴉夜なら謎を解けると訴えるのですが……ギュンターは、誰もこの村には入れないと言い、「侵入者は全員殺す」。

 ……レギ婆もギュンターも、犯人を真剣に探す気も謎を解く気もないじゃねーか。本当に村を守る気はあるのか? そりゃあローザも、こんな村は滅ぶべきだと言うわけだ。

まるで深界三層の大断層のような崖(アビスじゃねーよ)

 牙の森に向かっている津軽たち4人。崖を降りてますねー。身体は忙しくても口は暇なのか、津軽は何か小噺を語ってますw

 津軽A「さあ、お前の罪を懺悔しなさい」
 津軽B「いいえ、おいらは悪事なんて何も。盗みだって殺生だってしたこたァございません。
    強いて言やぁ、ただ一度牛を殺して食べたくらいで。牛にゃあ悪い事をしました」
 津軽A「うむ。その牛はどんな味がした?」
 津軽B「飼い犬に良く似ておりま……」


 至近距離で小噺を聞かされている鴉夜www

 ふと上を見上げると、ヴィクターが落ちてきた! ヴィクターは崖の道(?)を崩し、アリスも落下。カイルはすぐにチェーンを伸ばしてアリスの脚に絡ませて引っ張り上げ、アリスはその際にヴィクターに銃撃。この時に鳥籠のレースは風に乗ってどこかに飛んで行ってしまってます。

 ……これ、みんなでまとめて崖から落っこちるパターンでは? そして落下地点は、先ほどの静句たちが困り果てている現場とかw

◆今日の不死:各々の認識がバラバラなの面白いなw

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