2023年10月25日(水)19:40

青梅市吹上トンネルに、おいでませ。

 AT-X、ダークギャザリング、第13話。

 随分と持ち手が太いティーカップだなー。

 それはともかく、H城址に同行できなくて悔しい寶月 詠子。そんな詠子に寶月 夜宵は、もっと怖そうなところに行きたくないかと。そこが東京都O市、Fトンネル。幻燈河 螢多朗は「また……ランクS……」。

 ……休日のお出かけに、目的地としてこうした心霊スポットに行くのもいいんじゃないかな? と煽って人徳に劣る連中を自滅させて国民性の平均値を上げようかと(それ一種の選民思想だろ)。

「あなたは恐怖を愛している」

 夜宵は先日のH城址から得た呪物を出し、いい隠し場所に心当たりはないかと尋ねてます。左腕のミイラに螢多朗も詠子も戦慄www ってか、持って帰って来てたwww 死体損壊遺棄罪じゃないかと螢多朗は困惑。詠子も、さすがにうちに置いておくのはマズいと。夜宵は、じゃあ螢多朗の部屋に置こうと言い、螢多朗は「僕が捕まっちゃうよ!」www
 って事で、Fトンネルに行く時にそれとなく隠し場所を探す事にします。

 夜宵は準備のために部屋に戻り……詠子は、H城址って怖かったかと尋ねてます。螢多朗は「そりゃもう……」w 正直もうこりごりで、すぐさま同じくらいヤバい場所に行くと考えると……と、もう憂鬱。しかし詠子は、それだけ楽しめたという事だと言います。と言うのも、螢多朗は危険な目に遭うとオカルトから離れたいと考えていたのに、今回は自らそこへ向かうわけで、この変化は守りたいだけではなく、惹かれているのだと言います。不可解な事が起きる期待感、恐怖が齎す恋すら凌駕する鮮烈な鼓動、危機から脱した安堵、直後に波のように押し寄せる快感を感じたはずだと。「自覚、し始めているんでしょ?」と言われ、螢多朗は変な汗。
 詠子は、これは私たちの呪いを解くためだと言い、だから自分を否定しないでと……そのままでいいと言います。

 螢多朗は以前に「あなたは恐怖を愛している」と言われた事があり、その言葉を振り払うべく二の句が継げたのですが……今回はどうかと言われれば否定できず。詠子は「ずーっとそばで支えてるからね」と不気味な笑顔で螢多朗の顔を撫で……螢多朗はそのからみつく言葉と指先を振り払う事ができないまま。

 ……好奇心は種が生き延びるのに必要な本能だからね仕方がないね(白目)。

謎の陣営と謎のネットワーク

 日没の時間。H城址にはオズワルドが来ていて、やっぱり腕がなくなっていると言います。また、自縛していた霊もいないと。一緒にいる車椅子の老人(南光坊)は、別の場所に移されたかと言います。
 オズワルドはあの老婆の顔を滝のそばの川に押し付けており、せっかく戦国時代のコスプレを用意してまで見張りをお願いしていたのに、根無し草の霊はこんな事もできないのかと。
 謝るようにオズワルドは言いますが、老婆は顔を川に浸けられているので何も言えず……オズワルドは「何言ってるのか分かんねーや」と言いつつ、懐から観音真経と書かれた何かを出し……それだけで老婆は膨張して爆散。

 南光坊は、軽率に成仏させるなと忠告。まだ何か聞き出せたかもしれないのにと言いますが……オズワルドは、言葉が通じない奴は嫌いでついやったと笑って詫び、坊主の悪いところだと言います。え? そのスーツ姿の風貌で坊主?
 南光坊は、あの腕は我々の目的達成に不可欠であり、何としても見つけ出さねばならないと。オズワルドは、全国の不良坊主ネットワークを駆使して見つけ出すと、その依頼を引き受けてます。南光坊は急ぐように言い、力を濃くした身体を揃えて『御霊』を待たなければならないと言いますが……オズワルドは、まだ余裕でしょと。むしろまだそっちの方が育ってないだろうと言います。

 んで、その『御霊』とやらですが、オズワルドは、今ごろどこで何をしているのだろうかと言います。

 ……何この謎の陣営。あの呪物を巡って衝突するのかな?

迫真の水子

 第3話の舞台になった、H市の西にある、とある宗教施設の廃寺水子供養の寺なのですが、その寺の境内には……これって空亡じゃん! 御霊ってこれの事か。だとしたら、夜宵のお母さんの魂を奪ったのは、南光坊の計画の一環って事? オズワルドは空亡を暁闇の胚と呼んでます。

 その廃寺には鬼子母神がいるわけで、多くの水子が鬼子母神にしがみついて泣き喚いてます。水子たちは、あいつを殺せと泣き喚いており……「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ」と連呼。鬼子母神は「赤子ぞ?」と宥めますが、水子は「赤子だからこそ締めるのは簡単なんじゃねーか!」と絶叫。が、鬼子母神の宥めが効いたのか、急にスンッとおとなしくなってます。何この落差w

 ここでナレーション。偶然出会った2つの大きな力……『暁闇の胚』改め空亡と、鬼子母神。理由は不明なものの、両者の衝突は避けられる結果となる……のだそうです。
 ん? 何か巨大なものが現れたぞ? 女体版ダイダラボッチかな? しかも泣いてるし。
 ナレーションによると、強大な力の存在を認識した事が、近い将来、再び両者をめぐり会わせる事になるとの事。

 ……これってもう夜宵たちが対応できるレベルじゃないんじゃね? 孔雀王を呼ぼうぜ?w

レッツゴースト

 さて、夜宵の準備も終わり、外で待つ詠子のところへ。詠子も行動しやすいよう髪や服を整えており、嬉々としてます。詠子曰く、これは勝負服だそうです。何と勝負するつもりだw
 螢多朗はすでに車内で待っていて、勝負服とやらに辟易w 詠子は鼻息も荒く、これから向かう場所が場所だけに気合いが入ると。って事で、詠子は「よし、それじゃあ心霊スポット探索へ」夜宵「レッツ・ゴー!」詠子「ストー!」。螢多朗は「めっちゃ久しぶり(白目)」wwwww

 夜宵はグレイのぬいぐるみも持って来てます。H城址で破壊されたぬいぐるみで、夜宵が持ち帰って修理したようです。落としたらちゃんと拾わないとダメだと言う夜宵。マナー的な話かと思いきや、夜宵は「人死にが出る」(噴飯)。あぁ、人形的な意味で言ったのねw

 ……もうこのグレイタイプのぬいぐるみ、螢多朗専用でいいんじゃないかな?

いい安置場所

 夜宵は詠子に、Fトンネルに行く前に寄り道したいところがあると言います。そこで卒業生をもう一体改修するそうです。おいwwwww
 螢多朗は、今手持ちにいるのじゃダメなのかと尋ね……夜宵は、昨日で底々消耗した事と、いずれかが暴走した時のための保険だと説明。そもそも旧Fトンネルを次の目的地にしたのは、うちからの道中にこの卒業生の安置場所があるからだと説明。詠子は、そういえばうちに置いておけないんだったと……封印していても一区画くらいに影響があるかもしれないレベルだと。夜宵は、だから人気のない場所に隔離にして、必要な時に回収していると言います。ただ、邪教文大僧正のような例外もいるそうですが。

 夜宵が指定するその安置場所とは、O市のP川の河川敷。何もない場所っぽいですが……夜宵は、そんな事はなくてとても大事な場所だと言います。ここは霊的エネルギーがあふれ出すパワースポットとの事。龍脈とも呼ばれる一帯で、立川断層と重なるそうです。
 マップだと、F市(府中市)、T市(立川市)、M市(武蔵村山市)と経由してO市(青梅市)につながっているようで、ここが立川断層のようです。夜宵は、霊は霊を喰わずにただ放置していると、エネルギー切れになるそうです。だからこういう場所に安置して弱体化を防いでいるそうです。また、そこは以前に夜宵が詠子に連れて行ってもらった場所だそうです。
 ……それってまるで、常に充電器につないでいるスマホみたいだなw

出獄

 螢多朗は、そこまでは分かったけど、これから回収する卒業生はどんな霊なのかと尋ねてます。また大僧正みたいに危険だとしたら備えが必要だと。夜宵は、今回の卒業生は悪霊ではなく、ただしもの凄く危険で、南方戦線で戦っていた旧日本軍の霊だと言います。生前から限りなく不死身に近い回復力を持っているそうで、その特性は死後も継承しているとの事。何よりも注意しないといけないのが、殺害した敵兵数百人の魂が今現在もなお纏わりついて怨念を振りまいてること。そんな状態なので、敵兵の霊が彼をついばんでいるのですが、高い回復力のせいで、いかなる破損や呪いからも復活してしまい、エネルギー切れになってもなお成仏できず、この世に留まり続けているそうです。
 そこで、成仏する事を条件に、それまでの間、私に味方するよう取り付けたと……よって関係性は悪くないそうです。しかし彼の意思とは無関係に、纏わりつく怨念が封印から漏れ出していて、制御が利かないとの事。だからもうひと巻き、悪霊の髪で作った黒い縄で封印して怨霊の漏出を防ぎ、出獄させるそうです。『出獄』とは、回収する事。成仏できないこの世の監獄から打算的に引っ張り出そうとするのだから、そういう言い方のほうが合っていると夜宵は言います。

 ……別に死人じゃなくても、この世は監獄も同然だけどな!www

み、みず……

 さらにその前に……コンビニへ。みんなでを買って首に下げていますが……夜宵によると相手は戦時中の霊であり、とにかく水分を求めているそうです。
 夜宵曰く、水を持っていれば、すぐに手荒に扱われる事はないはずだと。ただ、敵兵の霊は悪霊ではないとはいえ軍人の霊であり、生きるのに必死だったためなのか、殺す事に躊躇がないと言います。その辺の殺人鬼とは殺意の度合いが違うので、絶対にナメてかかっちゃダメだと警告してます。

 ……水を求めている? 河川敷なのに?w

電子銃さえ稼動できれば光は出る

 河川敷のそばの駐車場に車を停めて、河川敷へ。背の高い草木の中を歩いて行くのですが……何かカリカリと音が聞こえるようです。
 目的地に到着。そこには一体のマネキンブラウン管のテレビ。マネキンの頭に袋をかぶせられていて、台座で支えられてます。マネキンには多数の歯型がついていて……この歯型ってまさか!

 急に音が止み、夜宵は「こっちを見てる」と言います。するとテレビがONになり、白黒の映像で一人の兵士が映し出されてます。兵士は「我、太平洋の防波堤たらん」。次の瞬間、テレビの前には多数の靴跡が出現。多数の兵士が姿を現し……

 ……マネキンはオリエント工業にしましょう。そうすれば少しは怖くなくなる……はず。

感覚共有

 Bパート。アイキャッチの詠子が怖い怖い怖いw

 夜宵は、テレビの光で霊が見えるようになったと説明。その光、たぶん普通の光じゃないよね?w(汗) また、これは誰にも霊が見えるようにされたようで、卒業生からの警告なのだそうです。
 霊は螢多朗の右脚にしがみつき、そのまま中に入り……螢多朗は喉の渇き熱さを覚えてます。さらに戦線で戦う映像も見え、旧日本軍の兵士が次々と銃弾に倒れ……まだ生きている兵に、倒れている兵たちが這い寄って来ます。飢えと渇きをどうにかしたい兵たちを、まだ健全な兵は容赦なく刺してますが……次々と兵たちは寄って来てます。
 まだ生き延びている兵は、この戦いはいつ終わるのだと思いつつ、手榴弾を多数首に下げて銃剣を構えて敵に向かって突進。

 気付けば螢多朗は水を飲み干してしまっており、夜宵は水を飲まないよう警告するも……もう手遅れ。螢多朗の服には霊がしがみついて来る様子が見え、押し倒され……何かが腹に噛み付いた! 身代わりのぬいぐるみのおかげで痛くはないものの、螢多朗には何をされているのかすぐには分からず……
 あ、グレイタイプのぬいぐるみの腹が裂けた

 ここで螢多朗は、腹に出現した何かの跡は歯形だと気付きます。つまり、怨霊は腹を食い破って水分(血)を吸おうとしていたわけで……螢多朗の腹に次々と歯型が現れては、ぬいぐるのあちこちが破裂。

 ……グレイタイプのぬいぐるみも、いいかげん疲弊しないのかな。壊されては修理され……の繰り返し。そろそろ螢多朗専用の人形を作り変えて、こっちは供養してもいいんじゃない?w

今回の封印はワンタッチ

 夜宵は塩を撒いて対応しますが、怨霊は次々と寄って来ており……しかし詠子には怨霊は寄って来ません。詠子は、怨霊は螢多朗に引き寄せられていると……今のうちに卒業生の封印を強めれば助かるはずだと考え、夜宵に、卒業生のぬいぐるみはどこだと訊ねます。夜宵はマネキンだと教え……詠子は怨霊を避けつつマネキンの顔の袋を取り除きます。
 夜宵は、卒業生自身がいくら高い回復力を持っているとはいえ、四六時中ついばまれていては、封印したぬいぐるみ自体が損壊してしまうと……だからダメージ対策としてマネキンの中に収納していたと。
 夜宵はそのぬいぐるみを持って来るように言います。詠子は怨霊を引き離すため、水のペットボトルをに使い、夜宵の所へ。しかし怨霊たちが立ちはだかるため迂闊に夜宵に寄れず、怨霊に追われる詠子は夜宵にぬいぐるみを投げ渡します。夜宵は髪で作られた縄を螢多朗に渡しますが、すでにとして作られてます。これならすぐに封印できる! 夜宵は準備に時間がかかっていたけど、これを用意していたのか!
 螢多朗は飛んでくるぬいぐるみをその網で受け止め、すぐに縛り上げ……怨霊は次々と姿を消してます。テレビもOFFになり……3人ともよく頑張ったw
 螢多朗は「これでようやくひと息つけ……」夜宵は「本番に行ける」。螢多朗と詠子は「!?」wwwww そういや目的地はFトンネルだもんなwwwww 螢多朗は、すでにメチャクチャ疲れたとw

 ……卒業生だから安心できるわけじゃないんだな。もっとこう、安全に保存できて携行しやすいようにできないものかな。『メイドインアビス』のカートリッジみたいに(なぜそれに例えた?)。

レッツゴースト(本日2回目)

 すっかり夜になり、夜宵たちは青梅市商店街に到着し、軽く休憩です。

 螢多朗はめっちゃ疲れていますが、夜宵はぬいぐるみを補修しつつ、螢多朗が肉体的に一番体力があるはずだから頑張れと言います。

 詠子は3人分のジュースを買いに行っていますが、その帰りに、ショーウィンドウに反射する自分の姿に驚愕。明らかに旧日本軍の兵士の姿なのですが、次の瞬間は詠子の姿に。見間違いだろうかと考える詠子ですが、河川敷では手の届く距離で心霊現象が起きていたわけで、凄く怖かったと。が……胸の高まりも覚えており、あと一歩踏み込めば匂いすら感じる事ができたのかなとワクワクしてます。

 詠子は無事に車に戻り、ぬいぐるみの修理も終わって……「レッツゴー」「ストー」www

 って事で、いよいよ目的地であるFトンネルへ。

 ……商店街の「絵須獲弥」「へあーさろん雅」「デジカメ印刷」「赤梅スナック」が気になるw 何かゾウを模した、どこかで見たような看板がw

◆今日の軽自動車:同じメーカーって事でこのエンジンに替えたい。

2023年10月24日(火)19:47

取引

 AT-X、『AIの遺電子』、第12話(最終回)。

 須堂 光カオルから取引を持ちかけられ、考えた末にMICHIと会う事に。その取引とは、MICHIの自己改修計画の審査メンバーになってくれたら、お母さん(須堂 彩佳)のコピーがどこにいるのかを調べて情報提供するというもの。

 MICHIはいつものように盆栽を手入れしていて、いきなりロビジアにいる可能性が高いと情報提供してきます。カオルは戸惑い、光も取引にならないけどいいのかと。
 そうは思わないとMICHIは言い、ロビジアは内戦中の危険区域だと言います。そのためには、コネクションを予め内地に築いておく事、身を守るために銃の扱いや護身術を習得する事が必要で、それらのサポートを用意できるとMICHIは言います。

 ……光がロビジアに行く事がMICHIにとってどれだけ有益なんだろうな。光が審査メンバーになるというだけでそれだけの価値があるとは思えないし。


言い方!

 光は樋口 リサを夕食に誘い、夜の公園で、これでお別れだと告げます。いきなりの話にリサは、相談とかないのかと……勉強とか、資格も色々と取って少しでも力になれればと。先生に助手はもう必要ないのかとリサは尋ね……光は、俺個人の問題であり、他人の力は必要ないと言います。
 リサは涙を流しつつ、「他人……ですか……」。

 ……あえて「他人」という言葉を光は使ったんだろうな。ロビジアは内戦中の危険区域だし、そんな所に連れて行くのはなぁ。


同じ姿でいる事で社会に溶け込む

 以前にリサは気球墜落事故に遭い、光に助けられ、リハビリも受けてます。もう退院したのですが、それでも光はリサに会っており、その時に光からは同じ母子家庭で似た者同士だと……放っておけないと言われてます。リサは、やはり似てないといけないのだろうと……ママは自分に似て欲しくて髪を茶色にしたのだろうと。だから私を作り変えた……そうしないと私は好きになれなかったと言います。さらにリサは、ヒューマノイドは人そっくりに作られ、人そっくりに暮らすのは、そうじゃないと人がヒューマノイドを仲間にできないからだろうと言います。
 光は、俺は生まれつき髪が白くて、ジロジロ見られたりいじめられたりで、親と違うのも最初は嫌だったそうです。なのでリサのお母さんは、そういう思いをリサにさせたくなかったのだろうと。
 リサは、だとしてもママを許す気になれないと……ありのままを受け入れてくれるのが本当の愛のはずだと主張。光は、君のお母さんがした事を正当化したいわけじゃないと言い……でもママが君を思う気持ちは否定しないであげてほしいと諭します。

 ……娘に対する母親の気持ちは色々あるだろうけど、リサの場合はまだマシかも。『響け!ユーフォニアム』の田中あすかのお母さんは、娘にはユーフォニアムを辞めるように言ってて、その理由が離婚した夫の趣味であるユーフォニアムを持っていた事だったもんな。そりゃあ、あすかも心の一部が歪むってもんです。
 あと、些細な事ですが、お母さんと言ったりママと言ったり、ややブレてますw 『さらば宇宙戦艦ヤマト』のズォーダーの一人称ほど酷いブレじゃないけどな!w


褒めと叱りで人心掌握(こらw)

 それからのリサは光が他人と思えなくなり、看護士を目指す事に。その事を光に話すと、光は、開業したら手伝ってもらおうかと決めたようです。そうしてリサは須堂新医院の看護士として勤める事になり、光は改めて、雇う以上はしっかり仕事をしてもらうと。失敗もあり、リサのせいで一工程増えたと叱咤された事も。しかしリサは次第に明るくなり……

 そんなリサを、光はあえて「他人」と呼び、ロビジア行きには来させないようにしてます。

 リサは光が差し出して手に握手する事なく、泣きながら一人で帰って行き……

 ……光は内心で「これでいいんだよな」とか思ってるのかな。リサについてきてもらったとしても、それはそれで新医院を必要とする人々の事も考えれば、それもリサをロビジアに連れて行くわけには行かない理由になるんだろうけど。


考えても答えが出ない時は

 光は刑務所へ向かい、お母さんと面会。お母さんは光について、感情表現があまり得意ではなく、何を考えているのか分からない時がある……小学校の時の通知表に、先生がそう書いていたと言います。しかしお母さんは、私で良ければ話を聞くと。しかし光は、僕個人の問題だと言います。
 お母さんは、世の中には時々正解のない問題があると……考えても答えが出ない時は大切な誰かに相談した方がいいと言います。そして、母さんのように間違えちゃ駄目だとも言います。

 面会時間は終わり、光は去ろうとしますが……お母さんは光を呼び止め、自分の人生を生きるように言います。光は微笑んで面会室を去り……

 ……ん? これからロビジアに行く事は伝えたのかな?


譲渡

 以前にも登場した、瀬戸グローバルライフプランニング。そこを経営する瀬戸に病院を譲ると光は持ちかけてます。訳を聞かせろと瀬戸は訊ね……光は、ロビジアで母親(のコピー)が見つかったと言います。しばらく日本には戻れないだろうから、新医院のすべてを譲るとの事。ただし、それまで頼ってくれていた患者たちも引き続き面倒を見て欲しいと。
 もう1つ頼みがあると光は言い……リサを引き続き雇って欲しいと言います。この話はまだリサには伝えていません。

 瀬戸は、ロビジアというのは生きたまま人間の電脳を剥ぎ取ったり、年端も行かない子どもの頭をいじって自爆兵に仕立て上げたり、そういう国だと警告。光は危険は承知の上だと言うのですが……瀬戸は「そうじゃない」と言い、光のお母さんがそう言う事をする側になっていたら、お前はそいつを許せるのかと問います。そいつを母親として受け入れられるのかと瀬戸は問いますが、光は即答できず。

 瀬戸は、病院の譲渡の話は聞かなかった事にしてやると言い、「過去に縛られるな、今を生きろ」と……今回ばかりは俺の方がたぶん正しいと告げます。

   光は「頼んだぞ」と言って去ろうとしますが……瀬戸は、案外優しいところがあるんだなと。光は何も言わずに去ります。

 ……瀬戸の言う事も、ご尤も。でも光はそうしないと心の整理がつかないんだろうしな。


さぁ、内戦地への準備だ。

 光は銃の扱いの習得を始めてます。初心者のはずなのに射撃は得意のようで、インストラクターも驚嘆。護身術についても、インストラクターは休憩を挟んでから教えようとするのですが……光は休憩を惜しむほどに護身術についても習得を急いでます。

 その様子は、カメラを通してMICHIとカオルも見ており、カオルはMICHIに、あなたは何を企んでいるのかと尋ねてます。光がロビジアで命を落とす可能性は高く、そうなれば大規模自己改修審査メンバーの件は無かった事になると。それなのにMICHIは、光のロビジア行きを積極的にサポートしていて、まるでそっちの方が本筋であるかのようだと指摘。

 カオルは、光にロビジアで何をさせようとしているのだと問います。MICHIは、彼を待ち受けている苦難は分かっていると……そこで彼が見つける答えを見たいのかもしれないと答えてます。

 ……MICHIは本気でそう言っているのか、わざとすっとぼけているのか、分からんな。


もしも光がヒューマノイドだったら

 須藤新医院の譲渡の件ですが、光は自ら看板を外し、瀬戸には看板を用意するように言います。瀬戸は「本当にいいんだな?」と確認。沈んだ表情のリサに瀬戸は、ちょっと話をしたいと言います。

 喫茶店に場所を改め、瀬戸はリサに、俺の事は聞いているかと尋ねます。リサは光から瀬戸の事は聞いている模様。瀬戸はリサに、俺と働きたくないと顔に書いてあると言います。リサは、私は須藤先生が心配なのだと。瀬戸は、須藤の事は忘れろと言います。須藤は手の届かない遠くに行く……そんな人間について悩むなんて無駄だと。
 ムッとしたリサは、やはり瀬戸先生とは働きたくないと明言。瀬戸は、須藤もヒューマノイドだったら記憶を改良してやるのにと……過去に縛り続けられている可哀想な男だと言います。でもおかげで立派な設備がまるっと手に入るとも。

 リサは何も言わずに喫茶店を出て行き……瀬戸は、我々人間という奴は面倒だとつぶやいてます。

 ……光がヒューマノイドだったら、僕だったらカオルのように女体化するかな(君は医者になるな)。


決して他人のものにならない

 リサはその足で新委員に向かってます。リサは光に、病院の事はもうどうでもいいのかと尋ねてます。そんな事はないと光は答えるのですが……リサは、じゃあどうしてあんな人に病院を譲るのかと。光は、口は悪くても腕は確かだし、患者には真摯だと言います。光とは方針が違うところもあると言うのですが……リサは、そこが問題なのだと。
 するとジェイが会話に割り込んできて、私もついているから心配しないように言います。この病院が築いてきた地域との関係を発展させるため、瀬戸医師に精一杯助言すると。
 リサはジェイに、あなたも瀬戸先生のものになるのかと問います。ジェイは否定し、マスターである須藤の依頼により一時的にサービスを提供するのだと答えてます。

 リサは納得が行かないようで、委員を去ってます。

 ……互いに他人の所有物にならまいとして、瀬戸VSリサ&ジェイの電子戦が始まったら面白いよね(そういうアニメじゃない)。


もう一度考え直せ

 光は車を運転して移動中。やっぱり自分で運転するんだなw ジェイは光に、本当に私もロビジアに一緒に行かなくていいのかと尋ねてます。光は、君を巻き込みたくないと答えるのですが……ジェイは、その気遣いは不要だと言います。私は人間をサポートするために生まれたAIであり、その気遣いはリサにこそ必要なのではないかと。
 ロビジアには行かず、お母さんを探すミッションは手放し、これまで通り病院を続ける……そんな選択もあり得るのではないかと主張。光は、瀬戸にも同じ事を言われたと言います。

 ジェイは改めて「あなたの選択は?」。

 ……どうして光は、まずMICHIにはお母さん(のコピー)が今何をしているのかの情報を提供してもらおうと考えなかったのか。いきなり現地に行って探そうとしてるんだもんなー。結局はロビジアに行くとしても、MICHIがサポートしてくれるんだから、所在位置や行動の詳細を聞いてから決めればいいと思うんだが。


人格のコピーが違法になっている理由

 Bパート。光はモッガディートとして、第1話で登場した家でお母さんの診察。バックアップを使って復帰したんだったよな。問題はないようで、定期健診はこの辺で切り上げようと光は言います。また、二度と電脳のバックアップを取ろうと考えないように言い、家を去ります。
 車に乗ろうとすると……また娘が助手席に乗ってるw 娘は、車のセキュリティー対策をいいかげん何とかした方がいいと言いますw 光は微笑んで「駅前まででいいの?」w

 娘を駅前まで送り、娘は礼を言うのですが、どうして人格のコピーは違法なのかと……そう尋ねた事を覚えているかと言います。娘は寂しげな表情で、どうして違法なのか少し分かるようになったと。
 バックアップされたママは、私が知っているママと同じなのか? 上書きされたママはどこに行ったのか? そんな疑問がずっと拭えず、どうにかなりそうだったと打ち明けてます。人格をコピーするというのは、そういう事なのだと。
 光は、その人間がその人間である根拠はどこにあるのか? 心は……私はどこにあるのか? 偉い学者が議論を進めているものの、結論はまだ出ていないと言います。たぶん永遠に(結論は)出ないのだろうと。
 娘は、でもやっぱりお母さんはお母さんだったと言います。

 娘は食材を買って夕方には家に帰り、両親は優しく出迎えてます。良かった……この家族はもう大丈夫だ。

 ……政治的理由、軍事的理由によって人格のコピーは違法とされているんだろうけど、こうした点でも違法とされているって事なんだろうな。政治家や軍人である以前の、人としての在り方に関わるわけで、戦争体験がトラウマになった元兵士のサポートが重要課題になっている現実も考えれば、当然の法律と言えば当然か。


どこに『自分』は存在するのか

 光はその日の夜、遊園地で撮ったお母さんとの写真を見てます。

 光は幼少の頃は病弱で、また熱を出した模様。お母さんはおかゆを持って来つつ、そんな病弱な身体に産んだ覚えはないとヒューマノイドジョークw 光は、どうして僕は病弱だと思うかをお母さんに尋ねてます。髪の色も白いと。
 お母さんは、光は賢い子だと……だから神様が帳尻を合わせたのだろうと言います。あと、運動するようにも言います。
 光は、免疫がおかしいのだと……どうしてなのか考えてみたそうです。しかしお母さんは、光がどんな子でもお母さんの子どもだと……光のためならどんな事もやると言います。

 そんな事を思い出す光は……リサに電話してます。

 一方、リサはその電話を受け取ろうかどうか迷ってます。なかなか出てくれないので光も電話を切ろうとしますが……リサが電話に出てくれます。電話に出てくれた事に光は礼を言い、今までたくさんの患者を診て感じるのだと……自分という存在は自分の中にではなく、自分と誰かのつながりの中にあるんじゃないかと言います。だからやはり、コピーされた母さんを探しに行くべきで、たとえどんな母さんであろうと俺にとって母さんは母さんだと。
 光は、本当はリサと一緒に居たいと打ち明けます。リサと一緒に過ごした病院の中に俺は居るのだと……そこが俺の居場所だと言います。続けて光は何かを伝えようとするのですが……リサは、その言葉を聞けただけで充分だと言います。そして涙を流しつつ「だから、行ってらっしゃい、先生」。

 ……言葉自身では最初からそう伝えればいいんだろうけど、光は光で、自分はどこに存在していて自分は何なのかを問うのに、ある程度の時間が必要だったって事か。光も一人の人間なんだなぁ。


3つの約束

 空港で光を出迎えようとするリサ。光はバックパック1つに荷物をまとめてやって来ます。光は出迎えに来てくれた事に礼を言い、服を買って髪を切ったけどどうかなと尋ねてますw
 リサは、何だか昔の先生のようだと。

 リサは、3つ約束して欲しいと言います。できれば早く帰って来る事危ない事はしない、そして……どんなお母さんであっても先生は先生でいてほしいと。おぉ、リサもリサで似たような事を考えてたか! 光は3つの約束について「努力する」と答えてますが、3つ目の約束についてはけっこう驚いてたなw

 光は手を差し出し、「今度は握手してくれるよな」と言います。リサは赤面しつつ握手w 元気に帰って来るのを待っているとリサは言い……光はリサを抱き寄せ、「他人なんて言って悪かった」と謝ってます。「元気で。身体に気をつけてな」と言い……
 リサがまた泣いちゃった。やっぱり寂しいよね。

 ……そんなリサを見かねた瀬戸がリサの記憶を改ざんしなきゃいいが(こら)。


人類の進歩のために

 ここから光のモノローグ。ある学者によれば、人間は終わりなき進歩の奴隷であり、AIこそが進歩から人間を解放すると。

 AIに支えられたこの世界で、人間たちが生きている……誰かを愛し愛され、過ちを犯し償い、平和を望みながら暴力を無くせない昔ながらの人間が生きている。AIは世界を進めたのか、止めたのか。人間の望みとは何なのか。

 それらの問いをMICHIは見透かしているのか、それらの答えはすべて光の手の中にあると考えているようです。

 ……それがMICHIの(改修に伴う)野望か!? あと、看板が『瀬戸新医院』になってるー! リサも患者も心は「解せぬ」だろうなー。


探し物は何ですか?

 Cパート。光はロビジアに到着。遠くから銃声が聞こえ、大地には壊れたぬいぐるみ。そのぬいぐるみを光は拾い上げ、瓦礫と化している街を見てます。そこへ現地の子どもが来て、「探し物?」。光は「あぁ。必ず見つけ出す」と答え、ぬいぐるみを子どもに渡して去って行きます。

 ……MICHIは常に、光をモニタリングしているのかな? 審査メンバーとして光を推しているのだし、光を死なせないように陰からサポートしているのかもね。
 そのぬいぐるみ、内戦で死んだ兵士の霊が宿っているかもしれません(『ダークギャザリング』混ぜるな)。

◆今日のAI:FANZAもこれで行こう。

2023年10月23日(月)19:31

とある双子の物語

 AT-X、『ミギとダリ』、第1話。

 雪がちらつく夜、街中の広場で一人の女性が重傷を負って大の字に倒れており、右手には何かボタンのようなものが握られてます。

 1989年12月。施設『そらまめの家』にある園山夫婦が訪れ、ノックをすると……中から子どもたちが出てきて大歓迎されてます。園山 洋子は、いっそのこと全員引き取らないかと。園山 修もそう考えているのですが、老い先が長くない事を考えるとそうも行かず。
 今日の所は誰も様子見なのか、誰も引き取らずに帰る事にします。また明日もここに来ようと考えつつ、そらまめの家を後にするのですが、洋子の帽子が風で飛び、「風と共に去りぬ」www
 その帽子はそらまめの家の2階まで飛び、その帽子は2階の誰かが受け取ってくれてます。帽子を取ってくれたのはダリ。洋子は、明日も来るからそれまで預かって欲しいと言い、車に戻り……洋子は、あんな美少年は始めてみたと言います。修は、とはいえ顔で選ぶわけには行かないと言い……エンジンをかけると雨が降り始めます。ワイパーを動かすと、その先には……子犬が濡れないよう傘を差している美少年が! パッと見はダリに見えますが、こちらはミギ

 この老夫婦、すっかりこの美少年が気に入ったようです。

 ……冒頭の女性、いったい誰なんだ?


二人で秘鳥

 翌年の1990年2月。子どもに恵まれなかった園山家に、いよいよその少年がやって来ます。やって来たのはダリ。荷物も持たず、裸足で、しかも足元は汚れてます。そのままここまで歩いて来たの?
 部屋も用意されていて、部屋には小さなテントがあります。苗字はもちろん園山となるのですが、名は園山 秘鳥(ひとり)。
 天井は星空を模した飾りつけがされていて、秘鳥はこれを嬉しく受け止めてます。

 部屋は色々と整えられていますが、まだ開けられていないダンボール箱もあり、夫婦でさらに部屋を整えようとするのですが……やけに大きなダンボール箱があり、修は、こんな大きな箱届いていかたと。その箱を開けようとするのですが……秘鳥は、飾りつけは僕に任せて欲しいと言います。
 それもそうかと、夫婦は夕食の準備のために1階へ向かい……

 部屋の扉を閉めると、先ほどまではにこやかな秘鳥の表情は急に冷徹に。そして大きなダンボール箱のガムテープを、ちょっとだけ刃を出したカッターナイフで切ると……中からミギの登場。ダリは「片すぞ」。ミギも「ああ」と答えてます。

 ミギとダリはさっさと荷物を配置し、空き箱となったダンボール箱を縛り上げ……そこへノックが! 修が来たようで、ドアが開かれると……中はダリだけ。もう整頓は終わったのかと修は感心。もうすぐ夕飯ができるそうです。腕によりをかけすぎて、まるで最後の晩餐のようだとw
 修は1階に向かい……ダリは「いいぞ」。ミギはドアの陰に隠れていて(安易なw)、互いに顔を見合わせてフッと笑い……

 ダンボール箱には「まるや引越センター」と書かれていますが、業者はその重さに何とも思わなかったんだろうかw ってか、何このシュールな雰囲気www こんなアニメとは思わなかったwww


上手に入れ替わり

 夕飯がこれがまた豪華なんだ! 鳥の丸焼きに、チェリーパイコーンスープジャンバラヤなどなど。秘鳥は、こんな美味しいご馳走は初めてだと感動してます。良く見ると隣の部屋の鉢にミギが隠れてる(窒息)。
 部屋のクローゼットには服もたくさん用意されていて、洋子はその事を尋ね……秘鳥は、どれも小さいと答えてます。サイズが合わなかった事を洋子は詫び、修は、どんな服が好みかと尋ねてます。すると秘鳥は今着ている黒いフリースを2着ほど欲しいと。地味なのがすきなのかな? 洋子は思わず「そんな! スティーブ・ジョブズじゃあるまいし!」www 遠慮しないように言う修。洋子も、毎日違う服を着たいでしょと。しかし秘鳥は、僕にとってこの服が一番馴染むのだと言います。

 ダリは、鉢に隠れているミギとアイコンタクト。

 今年で13歳よねと洋子は尋ね……ダリは、養護施設では歳の割に小さいとからかわれたと答えつつ、ひざから先を上げてます。するとミギは身をかがめて這い寄り、ゴキブリのようにささっとテーブルの下に入って正座(噴飯)。

 夕飯は終わるのですが、ジャンバラヤに一切手がつけられていません。修は、さすがに作りすぎだと言うのですが……しかしダリは、ジャンバラヤのおかわりが欲しいと皿を出してきます。
 洋子は涙目で大喜び。修がよそおいはじめ……ダリは夕飯で膨れた腹を撫でつつ、右手をテーブルの下に伸ばしてます。足の裏と足の裏を接触させ、まるで無限軌道のようにスルスルっと入れ替わってます(窒息)。BGMがBGMなだけに(『世にも奇妙な物語』のOPのようなテイスト)シュールすぎるwww
 って事で、空腹だったミギも夕飯にありつけてます。そりゃもうジャンバラヤをもりもりと食べるわけで、「お母さん、ジャンバラーヤ、美味しいです」。時々みんなの発音がおかしいのやめろwwwww

 テーブルの下に隠れているダリは「フッ」www

 ……ジャンバラヤ食べたくなった。どこで買えたっけ?w


肩もみ

 修が肩を揉んでいると、秘鳥(ミギ)がいる事に気付きます。修は肩もみを頼むのですが、秘鳥は肩もみが分からない模様。そこで修は肩もみを教えるからこっちに来るようにと。ミギはそばに隠れているダリとアイコンタクトをしてから修に近づき……
 ミギは修の肩を叩いてます。叩いたり揉んだり、上手なようで。これを交互に繰り返すと程よくほぐれるんだよなw が、秘鳥も腕がだるくなり……詫びる修は、こうして息子に肩もみをしてもらうのを夢見ていたと言います。秘鳥も、僕もずっと夢見ていたと。

 一方のダリはソファーの陰に身を潜めて接近中。肩を叩かれ揉まれている修はこちらを見ていないわけで、その隙にミギとダリは入れ替わり。ってか、叩く係と揉む係を分けるなwww この光景を離れてみたら、これがまた妙な光景でwww

 ……まさか修も、実は4本の腕が肩もみをしているとは思わないだろうなw


二人の目的は?

 こうして1日目が無事に終わり……部屋のテントの中でミギとダリは向かい合い(テントは小さいので互いに上半身しか入ってない)、1日目としては上出来だと。ダリはミギに油断しないように言い、慎重に事を進めようと言います。百も承知だと答えるミギは、慎重に事を進めようと言い……「「一人の人間として」」。

 ……ん? ミギとダリには何か目的があるのか? 冒頭の女性と何か関係があるようです。


シュールな朝食風景

 Bパート。ミギとダリは大きな紙にこの家の見取り図を書いてます。書いているうちに夜が明けたようで。

 朝食ももちろん豪華。オムライス、パン、フルーツなどが用意され、席についているのはダリ。すでにテーブルの下にはミギが隠れてパンを食べてます。こんなのでよく気付かれないなwww
 修は、私たちに敬語は使わなくていいと……洋子も、あなたは息子なのだからと言います。秘鳥は「はい、気をつけます」。修と洋子は顔を見合わせてがっかりw まぁ、急にそう言われてもなかなか応えられないかもなw

 食後の紅茶の時間。洋子は、秘鳥はまだ私たちに遠慮しているようだと苦笑。できる限り子ども時代の思い出を作ってあげたいと……ママと一緒にチェリーパイを作ったりと言います。修も、パパに肩車してもらったりとw

 この会話を隣の部屋からそっと窺っているダリは、フッと笑い……

 ……見取り図なんて書いて、何をどうするつもりだ?


チェリーパイの作り方

 部屋に戻り、ミギとダリは何か本を探してます。見つけたのは『マックス先生のチェリーパイ』の絵本。互いに顔を見合わせてフッと笑い……

 洋子は『素敵な園芸』を見てます。月刊誌かな? ミギは洋子に声をかけ、となりで本を読んでもいいかと。秘鳥はその絵本を見て、美味しそうだと……いつか食べてみたいと言います。洋子がその期待に応えないはずがなく、大喜びしたい気持ちを必死に堪えてます(鼻息www)。秘鳥は、でもこれはきっと空想上の食べ物なんだろうなと。すると洋子は「実在するんです!」www
 洋子は、ママと一緒にチェリーパイを作ろうと言い……

 ではさっそくチェリーパイを作りましょう。キッチンの横にはダリが身を潜めてます。これで見つからないなんておかしいだろwww ミギは生地を伸ばしていて、洋子は、手順を覚えると簡単だと言います。もう覚えたと秘鳥は言い……洋子は、じゃあ打ち粉に使う粉は何かと尋ねます。秘鳥は「強力粉(メモを見ているダリ)」。オーブンは何度に予熱するのかと尋ねると「200℃(メモを見ているダリ)」。タネをまとめるのに使う道具を尋ねると「ドレッジ(メモを見ているダリ)」www
 その完璧さに洋子は感心してます。

 次は生地を編み込んでいきます。横方向の生地がすでに敷かれていますが……これって縦横縦横と交互に乗せればいいのにw しかし洋子はこうした作業が苦手なようで、「SHIT! ママこういう作業、苦手! どっちがどっちだか分かんなくなるのよね!」www

 ここで玄関のチャイムが鳴ります。洋子は玄関に向かい……この隙にダリも作業に加わり、二人で生地の編み込みにかかってます。その双頭四腕の様相やめろwww
 洋子が戻って来て……きれいに編み込まれた生地に「んま! がんじがらめの混乱知らず!」と感動www

 オーブンで焼く間にティータイム。洋子は、子どもとチェリーパイを作るのが夢だったと語ります。もちろんテーブルの下にはダリが待機w 秘鳥(ミギ)はちょっと照れつつ、想像通りだったかと尋ね……洋子は、作るスピードも楽しさも想像以上だったと答えてます。秘鳥も、僕も楽しかったと目を輝かせ……洋子は目を潤ませてます。

 そこへ修がやってきて、テーブルの下に身を潜ませているダリは修の表情を伺い……また何か思いついたようにフッと笑ってます。

 ……次は肩車かな?w


肩車

 秘鳥(ダリ)は巣箱を作ったようで、その巣箱を木に乗せようとしていますが……腕を伸ばしても置きたい場所に届かず。何このあざといシチュエーションwww その光景を見た修が衝動を抑えられるはずもなく、意気揚々とした感情を抑えつつ「どうしたんだい秘鳥くん」www 秘鳥が事情を話すと、修はもじもじしながら「そ、それは困ったね」www こっちもこっちでシュールっぽさがwww
 秘鳥は、もう少し背が高ければとつぶやき……修は「パパが肩車したら、あるいは」(キリッ&眼鏡クイッ)www

 まず修は四つんばいになり、秘鳥にまたがらせてます。修は内心で「あぁ、どうかこの日が秘鳥くんのステキな思ひ出になりますように」と(噴飯)。なぜ「い」ではなく「ひ」なんだwww
 修は老体に鞭打って立ち上がり「天高く!(声が裏返る)」www

 リビングで修は背中に湿布を貼って寝てます。やっぱり無理があったんだなw 洋子は、パパったら何をしたのかと辟易。秘鳥は、僕が重かったからと謝ってます。しかし修は、それは違うと……パパが不甲斐ないのだと。少し休んだら今度こそ肩車をしてみせると。

 ……かと言って、はしごを使うのもある意味で気が利かないし、これは仕方がないのかな。


巣箱の置き方

 こうして2日目も無事に終わり……ミギとダリによるテントの中での反省会。ダリは、まさかあんなに老いぼれだと思わなかったと言います。ミギも、あの老体じゃ僕らを持ち上げるのは無理ってもんだと。ダリは、とは言え、持ち上がらない限り計画が糞詰まりだと。
 そこでダリは何かいい手を思いついたようで……ミギも何か思いついた模様。

 翌日。また巣箱を置こうとしているようで、修は四つんばいになって秘鳥(ダリ)を背中に乗せてます。この隙にミギがカサカサと木に登り、修が立ち上がろうとするのですが……秘鳥は木に登るミギの様子を確認しつつ、まだ心の準備ができていないと。修は内心で「秘鳥くん、パパもだよ」w 下手したら腰をギックリさせちゃうかもしれないもんなw
 木に登ったミギは合図をして、ダリはミギに巣箱を投げ渡してます。そしてロープをダリに伸ばし……ダリはロープを腰に結び付けてます。修も内心で「失敗は許されない……一本勝負、腹をくくれ、修!」www えぇ、腹をくくってますともwww
 修は「いち、にの、さん!」と立ち上がり……ミギもロープを腰に巻いていて、木から下ります。ロープは枝にかけられているので、ちょうどエレベーターの籠&錘の要領でダリは持ち上がり、修への負荷はほとんどゼロ。その際にダリは修にしがみつく体(てい)で目を押さえて視界を遮る(ミギを見えないため)w
 肩車するという夢を成し遂げた修は感動。巣箱を置くように言う修ですが、すでに巣箱はミギがセッティング。修は「早いな」と感心し、パパにも見せて欲しいと言うのですが……なぜか秘鳥は修の頭にしがみつき、震えてみせてます。高いところが怖いと思わせ(双子のミギが木に登っているのにそれはないw)、修は「そうかそうか、怖いのか」。
 ダリの目の前には、ロープでぶら下がっているミギの姿(噴飯)。なぜかミギの方が「お父さん、ありがとう」と礼を言い……修は感動して泣いてますw

 ……巣箱はある程度の重さがあれば、風さえ吹かなければ置かれただけでも大丈夫。鳥は驚くほど軽くて、以前にスズメが換気扇から迷い込んで部屋を飛びまわる事があり、ガンプラの上に乗っては飛び立ってもガンプラは倒れなかったのです。どうなってるんだ鳥の構造は。


反省会(3日目)

 3日目も無事に終わり……ミギは「しめしめ、まんまと僕らの思うタコツボさ」。ダリも、だいぶ老夫婦を取り込んだだろうと言います。そして新たな発見もあったと……僕らの体重を相殺してゼロにできるとw ミギも、老父は腰が弱いと言います。頭の後ろもカビ臭いそうでw
 また、老婦は気が短い事も発見だったようです。チェリーパイは美味しく、他にも色々発見があったようです。

 エンディングですが、サーディンって誰? 『そらまめの家』の子どもたちはそれぞれ声優がいるし、他に誰か……あぁ、飼い犬の事か。ってか、声優がパパと兼任かw あと、ミギとダリはかなりの野生児というか、二人で協力して生き抜いてきたって感じ。親がいないから養護施設にいたんだろうけど……って事は、冒頭の女性はミギ&ダリのお母さんか?

 ……タコツボか。タコ飯食いたくなったじゃねーか!w


実はこんなカラクリが

 Cパート。舞台は『そらまめの家』。来週ここに養子を探しに来ると話題になってます。その夫婦はオリゴン村在住だと。その話をミギとダリも耳にしており、二人は何か粘土細工をしてます。二人とも薄汚れていて何だかみずぼらしいな。また、その夫婦が欲しいのは一人だそうで、ダリは「一人」。

 洗面所にて……ミギは、ずっとこの日を待ちわびていたと言います。ミギは冒頭にあったボタンをペンダントにしていて、そのボタンを握り締め……

 しかし園山夫婦には、金持ちの家に引き取られようと、子どもたちが寄って集ってます。これはマズいとミギは焦るのですが……ダリは、僕らは最後に強く印象付ければいいと言います。

 そして園山夫婦が玄関から出てきて……ミギが洋子の帽子を釣り上げるwww 風で飛んだんじゃなかったんかぃwww こうしてダリが帽子を手に取り「捕まえた」。
 夫婦は車に乗り、ミギとダリは急いで次の行動へ。ダリは庭の蛇口をひねり、ホースで車に水を撒きます(えぇー!?www)。車の前ではミギが子犬に傘を差し……って、子犬かと思ったらさっき粘土で作ってた犬かよ。しかも8本足という奇怪っぷりwww
 感動した洋子は名前を尋ね……ミギは傘を閉じつつ、「僕、ひとり(秘鳥)」。

 ……やってる事はガバガバなのに気付かれないというシュールっぷり。いったい作者は誰なのかと思ったら……『坂本ですが?』の人か。そのマンガは見た事ないけど、何となく分かった気がするwww

◆今日の1989年:ゲームボーイ感www

2023年10月22日(日)20:22

片っ端から塗装しては組んでいく

 MG、RX-93 νガンダム Ver.Ka、説明書通り、頭部と胸部をメインに進めていきます。

 まずは機関砲。キットだと白いランナーにありますが、これは塗装必須。パーフェクトグレードのようにゴールドで塗装しようか、それとも焼ける部分なので焼鉄色で塗装しようかとも思いましたが……現実の戦闘機のバルカン砲などの色を見て、RLM66ブラックグレーで塗装。
 以前もνガンダムを作った時にもそうだったのですが、関節の一部をシルバーで塗装。

 
関節の一部をシルバーで塗装、機関砲も塗装。

 胸部のフレームのパーツの塗装や、ホワイトで塗装&デカール貼りも進め、ますはここまで組みます。

 
胸部はここまで組む

 肩やひじの関節を組みつつ、頭部も組みます。ホイルシールも貼り、どんどん組んで行くのですが……RLM23レッドで塗装するパーツはまだランナーからの切り離しすらできておらず、赤パーツ待ちとなります。

 
頭部はここまで。ひじと肩の関節もここまで組んで……

 って事で、ここまで組めました。

 
胸部に肩とサイコフレームを取り付ける

 次回はブルーFS15044で塗装する外装パーツにかかろうかと。そのパーツの一部はブルーFS15050で塗り分ける必要があり、またマスキングです。

◆今日のガンダム:そういやGP01〜GP03のガンプラは作った事がない……

2023年10月21日(土)20:04

足首と下腿をどうするか

 旧キット、1/100、局地戦闘型ドム、足首の改造を続けます。元々は旧キットのフォルムをできる限り崩さない方向で作っているのですが、ひょっとしたらフォルムを変えるかもしれません。

 足首に仕込む関節は、本キットを参考に自作しているわけですが、先週の続きでいちおうできました。

 
右端にあるのが本キットの関節

 大きい方の端が足首に、小さい方の端が下腿につながります。本キットもそうなのですが、中間の可動部で足首が左右にスイングできるようになっていて、ここにポリキャップPC-03を使ったため……外せる仕様に! 足首と下腿を別々に作って後ハメできるので、これは好都合。

 
リーマで広げていく

 補強のために真鍮線を突っ込んでます。はみ出ている部分をできるだけカットしましたが、ペンチの刃の構造上、これが限界。

 写真を撮っていて、盛大に勘違いしている箇所を発見! 急遽修正します。

 
向きが90度違ってた!

 一部をノコギリで切断して、90度ひねって再接合。瞬間接着剤ってひねる力に強いんだったか弱いんだったか忘れたので、念のために1mm真鍮線を2本入れる事で、物理的にねじれようのない構造にしてます。

 足首にはどう固定するかですが、5mm角棒や3mm角棒、ポリキャップPC-04を使って、やっつけと言うか思い付き的にバチバチとカットしては穴を開けたりで……写真のようなパーツをとりあえず製作。

 
こんなパーツを作ってみる

 「どうかな? どうかな?」と具合を見つつ作っているので、失敗と言うか別の方法で最初から作り直す事だってありますからね。今回はここまでにして、どう固定するかはまた考えます(←案はほぼ決まっている)。

 下腿を5mm伸ばすかもしれません。設定画のようなカッコ良さにしようと思ったら、下腿を少し伸ばさないといけないかなって。下の端を伸ばすだけなので(間接の位置もずらして固定予定)、言うは簡単作るは面倒という改造になりますw 曲面をなめらかにするのにどうせ時間がかかるんだ……

◆今日のガンプラ:誰かがわざと漏洩しt……おっとこれ以上は、な。

日記メニューに戻る


トップページに戻る