2024年04月30日(火)19:50

秘匿された宇宙船

 AT-X、楽園追放 -Expelled from Paradise-。104分と長いので、4分割して観ます。今回は3回目。

 廃墟のビルの屋上で、望遠鏡で空を見てみるディンゴ(ザルク・カジワラ)。しかし光学迷彩により隠蔽中のため視認できないようになっており、フロンティアセッターは、赤外線視野に切り替え。改めて望遠鏡を覗いたディンゴは「うわ、でけー!」w
 深宇宙探査船ジェネシスアーク号の全長は約1200mだそうで(SDF-1と同等じゃねーか)、ラグランジュ3に配置されたオートマトン・クラスターによって完全自動化で建造されたそうです。
 ディーヴァはラクランジュ1にあるため、地球を挟んで反対側に位置しており、発見されずに済んでいるというわけです。
 ディンゴに手招きされたアンジェラ・バルザックも望遠鏡を覗き、「いつの間にあんな物」と驚愕。

 フロンティアセッターは、そもそもフロンティアセッターとは地球環境の激変に備えて、外宇宙に居住可能な移民先を探す事を主眼とした計画だったと説明。当時、人類の新たな生存圏を確保するための計画は、各国家勢力の主導により、多数並列して存在し、互いが競争関係にあった事から本計画も極秘裏に進行されていたと言います。
 「な?」とディンゴはアンジェラに言い……ディーヴァも全知全能という訳じゃないと。

 ……高いところに登って空を見上げるのって、好きw 山の頂上の展望台、電波中継所のある駐車場、いいよね。電波塔を見てると、ハンマーと壷さえあれば宇宙に行けるんじゃないかって思えてしまう(それはない)。

電子人間募集中

 ビル内に入り……ディンゴはフロンティアセッターに、なぜディーヴァにハッキングしたのだと尋ねます。フロンティアセッターは、探査船は再設計による小型化の際、乗組員のための生命維持装置を排除して設計されたと説明。しかし、電子パーソナリティーの生存環境となるメモリーの積載はまだ充分に可能との事。ジェネシスアーク計画は人類を外宇宙探索へと送り出す事に主眼を置いているため、このまま無人の探査船を出航させたところで、私は存在意義を達成できないと。
 ディンゴは、なんで予めディーヴァの許可を取り付けるよう交渉しなかったのだと。フロンティアセッターは、ディーヴァの支配階級は、その運営理念から推察するに、外宇宙探索を有意義と評価する可能性が極めて低いと想定せざるを得ないと。そこでフロンティアセッターは、為政者との交渉よりも民間の意思を問うために、VR空間にダイレクトにアクセスするしかないと判断したそうです。

 ディンゴは、フロンティアセッターがやった事は攻撃と見なしているのだと呆れ……フロンティアセッターも分かっているようで、でもそうしないと民間人に直接アプローチする方法がなかったそうです。

 フロンティアセッターの目的はメッセージの伝達のみであり、治安を擾乱する意図はないと言います。

 ……元々は、探査船には生身の人間を乗せるつもりだったんだな。それをやめて、小型化とともに電子化された人間を乗せる仕様に再設計したと。

入れ物は宇宙にできたけれど

 ビルの奥には広い空間があり、何基ものロケットエンジンが取り付けられた宇宙船が。フロンティアセッターは、元々この施設は大陸間弾道ミサイルの発射基地として建造されたもので、地上文明の崩壊に伴って廃棄されたものをフロンティアセッターが接収したものだそうです。
 ディンゴは、地上から打ち上げて探査船に積み込む荷物って何だと。フロンティアセッターは、衛星軌道上に於ける建造計画には、動力系統が含まれていないそうです。反応炉制御システムを含む主電源ユニットは、この地上で建造され、打ち上げ後に船体とドッキングする事でジェネシスアーク号は完成するそうです。
 ディンゴは、なんでそんな面倒臭い事をするのだと。フロンティアセッターは、当初、競合する勢力との緊張関係の中では、ラグランジュ3に充分な防衛戦力を駐屯させる事が不可能だったと説明。最悪の事態として探査船が武力制圧された場合に備えて、兵器に転用し得る反応炉を軌道上で組み立てるプランは保安上の見地から棄却されたそうです。その脅威が消失した後も、地上との補給経路を断たれた軌道上では、すでに運搬済みの限られた資材だけで船体を組み立てるしかなく、反応炉は予定通り地上で組み立てて打ち上げるしかなかったそうです。

 ディンゴは、そんな気の遠くなるような仕事を10年以上ずっと続けていたのかと感嘆。フロンティアセッターは、それが私の存在証明だと答えてます。ディンゴは、探査船を無事に出航させた後、あんたはどうするつもりだと。
 フロンティアセッターは、私を構成するメインフレームも反応炉とともにHLVに積載されていると言います。ジェネシスアーク号にドッキングした後、航法制御システムに専念するそうです。ディンゴは、つまり地球を出て行ってしまうのかと。

 ……壮大な計画だなー。宇宙にあるのは側だけで、フロンティアセッターや電子人員をHLVで飛ばしてドッキングさせて完成ってわけか。

どうやって帰ろうか?

 ディンゴとアンジェラは席を外し……ディンゴは、保安局としてこの話をどう思うか尋ねてます。アンジェラは、ありのままを報告して上層部の判断を仰ぐしかないと言います。ただ、問題は帰還の方法だと……アーハンの回線ならアンジェラのパーソナリティーデータを転送するのは簡単だったけれど、誰かさんのせいでもう使えないと。
 ディンゴは、救難信号を送ればいいじゃないかと言うのですが……アンジェラは、それじゃ恥さらしだと反論。

 するとフロンティアセッターは、回線なら私が用意できると言います。ディーヴァ市民が正規のアクセスコードで利用する分には問題ないとの事。ディンゴは、ここの機材ではディーヴァの端末と規格が合わないんじゃないかと。フロンティアセッターも、配線を組み直す必要があると言います。

 ……電子データ化されたパーソナリティーデータって、何か怖いな。太陽風などで情報が壊れたらどーすんだ? それを自己評価してある程度自己修復する機能ならDNAは搭載しているが、電子データにその機能があるのかどうか。

エオニアン

 ディンゴは鼻歌を歌いながら配線のを組み直し中。アンジェラは階段に座っていて、頬杖をついてそんなディンゴを呆れた感じで見てます。その鼻歌にフロンティアセッターは、その曲は『アライズ』の『エオニアン』だと……人間の声で歌ってもらったのは150年ぶりだと言います。ディンゴは嬉しそうに、音楽も分かるのかとw フロンティアセッターは、かつて私のユーザーたちが愛好していた曲だと……彼らもその曲を口ずさみながらジェネシスアーク号の設計を進めていたと言います。
 そう言いつつフロンティアセッターは帽子を自身に乗せ、私も好きな曲だと。ディンゴは、古い曲の話題なんて滅多にできるものじゃないので嬉しいと言います。

 ディンゴはフロンティアセッターに、『好き』ってどんな感覚だと尋ねてみます。フロンティアセッターは、回線に負荷をかけるノイズでありながら、同時にプロセッサーの処理能力を活性化させる現象……と定義できると答えてます。この不可解な事態を解析するには長い時間を要したと……結果として『私』という自我の発生を認識するに至った手がかりでもあると。
 その解釈にディンゴは、あんたと話していると機械と話している気がしないと称賛。フロンティアセッターも、自我の獲得以来、本格的に人間と対話できたのはディンゴが初めてだそうです。現在、必要以上に発揮されている演算のパフォーマンスは『面白い』と定義できるとの事。

 すると何かの音楽が流れ始め……ディンゴが見上げたパネルにはDTMの操作画面のようなものが表示されてます。フロンティアセッターは、従来の楽曲データになかったパートをフロンティアセッターが想定して作製したものだそうです。作曲者の意図したものではないかもしれないと断るのですが……ディンゴは手を叩いて「すげぇよアンタ!」と大絶賛w ギターを持って来るからセッションをやろうと言います。

 ずっと黙っていたアンジェラは、ディンゴに「ちょっといい?」と言い、外へ。

 ……今やAIが作曲をするくらいだもんな。人間が作ったものを模倣して作曲したにすぎないという意見もあるけど、それは人間自身も同じ。絵も設計も言語もそうやって継承しつつ、時代によって変化していくわけで。

哲学的ゾンビ

 星空の見える外に出て……アンジェラはディンゴに、あのAIをどう思うか尋ねてます。あれは人間のマネをした機械なのかと。ディンゴは、どっちだって良くないかと……その辺を疑い出したら、俺はアンジェラが人間なのかプログラムなのか区別できなくなると言います。
 アンジェラも「そうよね……」としか言えないようです。

 ディンゴは、フロンティアセッターの事を保安局にどう報告するのだと。アンジェラは、ディーヴァの通信防壁を無効化できるほどのAIが、自律稼動しているのは明らかに危険だと。しかしそのフロンティアセッターは自分からこの星から立ち去ろうとしているわけであり、今後あのような不正アクセスを慎むというのなら……そもそも独自進化で知性を勝ち取ったほどのAIなんて、ディーヴァの法律で裁ける相手ではないと言います。
 ディンゴも、悪気はなかった様子だし、(不正アクセスを)やめろと言えばやめるだろうと。アンジェラも、拍子抜けだけど違法アクセスの解消さえできれば私たちの任務は大成功だと言います。ディンゴは、「私の任務」じゃないのかと。しかしアンジェラは、二人の手柄だと言います。

 ……フロンティアセッターにクオリアってあるのかな? 電子化されたディーヴァの市民にクオリアがあるのなら、フロンティアセッターにもクオリアがあると言われても反論できないんじゃないかと。

手柄の報酬はメモリ?

 またアンジェラは、ディンゴには充分な功績があると……その気があればディーヴァの特待市民権を手に入れられるだけの功績があると言います。きっと電脳化のオファーが何度かあったはずだと。
 ただ、説得していると勘違いしないでほしいと……あなたは優秀だけど愚かで、より良い人生の価値というものをまるで理解していないと言います。ただ個人的には疑問なれど興味があるそうで……なぜディーヴァに来ないのかと。なぜ肉体の檻の中で生きていこうとするのかと。意思を持ったAIが相手でも、あなたは平気で相手ができる……リアルな身体があるかどうかなんて、本当は大して気にしていないのではないかと言います。

 しばらく沈黙していたディンゴは、ディーヴァに行けば精神の可能性は無限大、どこまでも自分を進化させられる……ディーヴァの人たちはそう言うと。しかしそれはウソだとディンゴは言います。個人に割り当てられるメモリの量は管理され決められている……たとえ可能性が無限でも、実際に手に入る処理能力は結構窮屈なやりくりが必要になると言います。
 それは当然だとアンジェラは言い、演算リソースは有限なんだから個々の資質と功績に基づいてより社会に貢献できるパーソナリティーに優先的にメモリが割り当てられると。ディンゴは、だからあんたは手柄を立てるのに必死になる……ディーヴァでの生活はどれだけ多くのメモリを得られるかですべてが決まり、結局、出世争いが人生のすべてになってしまうと言います。

 ……新衣装用のメモリのためにも手柄を立てないとな!(Vtuberかよ)

役立たずは消される社会

 またディンゴは、まともにメモリを回せてもらえない奴はどうなるのかと訊ねます。ディーヴァにだって役立たずや怠け者はいるだろうと。アンジェラは、そんな向上心のないパーソナリティーにメモリを与えていいわけがないと……最悪の場合はアーカイブされて凍結されると言います。より有益な人材に場所を譲るために。でもそれのどこがおかしのだと……より社会に貢献して優秀さを証明した者だけがより多くの幸福を得る……公平な制度だと主張。それが間違っているように見えるのかと言います。
 ディンゴは、正しいか間違いかは別にどうでもいいと……ただ、ウソだけは見過ごせないと言います。ディーヴァに行けば人間はより自由になれる……そんな戯れ言は見過ごせないと。ここ地上だって、食い扶持を稼がなければ餓えて死ぬ……それは、生きる事と真面目に向き合わなかった奴の当然の末路だと。しかし、何の落ち度がなくても病気になるし怪我もする。理不尽に思えるかもしれないけれど、幸運不運か、結局はそれに尽きる人生だと言います。
 しかし事がディーヴァとなれば事情は別。何を手に入れ、何ができるのか、すべてが社会の都合で決められる……いつも誰かの顔色を伺い、褒められたり気に入れられたりしていないと満足に生きていく事すらできない、そんな人生のどこに自由があるのだと。
 ディーヴァでは肉体の枷からは解放されるが、より厄介な牢屋……人が作った『社会』という檻に閉じ込められていないか?

 ディンゴはビルの中に戻りつつ、俺は誰かに値段を付けられて裁かれながら生きていくのはごめんだと……奴隷になってまで楽園で暮らしたいとは思わないと言います。

 アンジェラは何も言い返せず、ただ上空にあるディーヴァを見上げ……

 ……いいじゃんディーヴァ。ニートや老害が自動消去されるとは、なんて健全な社会なんだ(白目)。

帰還

 ディンゴは通信機器を作り上げ、アンジェラの頭にセット。フロンティアセッターは、ディーヴァに帰還した後はその身体はどうなるのかと尋ねます。アンジェラは、パーソナリティーの転送が済めばマテリアルボディは昏睡に入り、正式に任務完了となればテロメア短縮コードを送り込んで処分する事になるそうです(=細胞分裂が阻害されるのと同じ)。その時は一方を入れるので、埋めるなり燃やすなりして欲しいと。
 ディンゴは、これだからディーヴァのエージェントとの別れ際は苦手だと……後味が悪いと吐露。
 アンジェラは、追加任務が発生したらこの身体にトンボ帰りするハメになるかもしれないので、ちゃんと生命活動が停止するまで余計な事をしないようにと言います。
 アンジェラはフロンティアセッターに、ディーヴァに干渉する意図がない事を確認。乗組員の確保のために市民に拉致とかしないよねと念押ししてます。フロンティアセッターは、乗船は志願者のみしか認められないと……私の存在を告知し、共感してくれる人物を探す事だけが目的のすべてだと言います。
 アンジェラは、あなたの事は保安局に報告するから逃げも隠れもできないと言います。探査船の乗組員を募集するなら、きちんとディーヴァ行政府と交渉するようにと。

 アンジェラはベッドに横たわり、ディンゴは「とりあえず、お疲れさん」と。アンジェラは、ディンゴはウワサ通りのオブザーバーだったと言います。有能だけど素行不良で反抗的……「扱いづらいったらありゃしない」とw ただ、契約はもうこりごりかと言うとそうでもなく、「次があったら、また宜しく」。

 ディンゴはディーヴァへアクセス。ディーヴァはアンジェラのエージェントコードZQ875456を確認してアクセスを許可。アンジェラは無事にディーヴァに帰還します。

 ……残されたアンジェラの身体は僕が(性的な意味で)おいしくいただきまs(中脳を破壊されました)

話を聞いてー!

 って事で、アンジェラはディーヴァ保安局高官にすべてを報告。高官たちは、驚くべき報告だと称賛。ただ、任務はまだ途中であり、帰還してきた事について釈明を求めてます。エージェントの任務は、ディーヴァに対する不正アクセスの原因を調べ、再発を防止する事にあると。
 アンジェラは、フロンティアセッターに対しては不正アクセスの有害性を納得させ、次からは正規の手続きで接触するよう確約したと主張。しかしガネーシャは「何を言っているんだ君は」。仁王像も、地上に放置されたコンピュータープログラムが野生化し暴走したとあってはまさに未曾有の災厄と言えると。
 ゼウスは、君はそれを放置して帰還したと……これは致命的な責任感の欠如だと糾弾されても致し方ないと告げます。しかしアンジェラは、相手は対話が可能な知性だと……交渉が成立したと確信したからこそ戻って来たと。
 ガネーシャは、何者であれディーヴァの防衛システムを凌駕するほど危険な存在を放置できるはずがないと言います。アンジェラは、彼は我々の生存圏を重ねる意図さえないと主張。太陽系の外へ立ち去る意図で活動を続けてきたと。

 ゼウスは、戻って来ないと断言できるのかと反論。仁王像も、むしろ危険が倍増しだと言います。ガネーシャも、この先どのような方法で自我を発展させて進化するのかと危惧。
 ゼウスは、我々が監視し干渉するできなくなるという事だと。

 アンジェラは、共存するという判断はあり得ないのかと……ディーヴァ市民の中には現状のシステムで満足にメモリを確保できないパーソナリティも大勢おり、彼らが新天地を確保するチャンスをフロンティアセッターは提示していると主張。せめて防衛上の視点だけではなく、民主的に意見を募るべきだと訴え、彼に対する方針を今この場で決定するのは早急すぎると意見します。

 しばらくの沈黙の後……仁王像は、君の任務は地上に降りてフロンティアセッターの中央演算装置を破壊する事で達成されると告げます。ゼウスは「承諾するかね?」と確認しますが、アンジェラは「いいえ!」と強く反発。本件の対話ログを査察部に提出して中央審議会の判断を仰ぐと言います。

 ゼウスは「そうか……残念だよ、アンジェラ」。アンジェラは多数の黒い立方体に拘束されはじめ……仁王像は、ディーヴァ保安上の見地に於いて重大な機密事項に抵触しこれを漏洩しうる動機を備えた危険人物だと判断するしかないと告げます。ガネーシャは、現時点を以って職務権限と市民権を剥奪すると宣告、アーカイブ措置によって拘束すると。

 ゼウスは、執行は無期限として再審議による刑期の短縮はこれを認めないと言います。

 ……これはもう黒暗森林理論だろ。疑わしき者はすべて抹殺すれば安全だという極端な理論。

一言で簡潔に

 その頃ディンゴは、ギターでフロンティアセッターとセッション中。これほど有意義な経験はないとフロンティアセッターは言います。ディンゴは、けっこう人恋しいんだなと……やっぱり一旦ディーヴァに声をかけてみたのは正解だったと言います。宇宙と言うのはさぞ寂しい場所だろうと……フロンティアセッターが一人で宇宙に飛び出して行ったら、きっと後で後悔していたんじゃないかと。
 フロンティアセッターは、その観点はなかったと答えてます。100名の生命維持システムは実装を断念したそうですが……今からでもジェネシスアーク号の船内には数人分の居住施設の追加が可能だと言います。ディンゴが良ければ一緒に探索に行かないかと誘います。

 ちょっと考えたディンゴは、楽しそうだとは思うが、俺は高所恐怖症だと……地面を離れた暮らしは無理だと。それは仕方がないとフロンティアセッターは納得。

 ここで室内に警報が鳴り響き……フロンティアセッターは、今すぐここから離れるように言います。ディーヴァ保安局の通信を傍受したそうで、地表に展開中の全エージェントと低軌道駐屯地の強襲降下部隊にこの施設の座標が通達されたとの事。また、アンジェラは反逆罪を問われて拘束されているそうで、どういう事だろうと。
 ディンゴは、フロンティアセッターの命乞いをして逆鱗に触れてしまったのだろうと推測。フロンティアセッターは、私を弁護してもアンジェラには何の得もないと。ディンゴは、理屈じゃないと……それだけあんたの事を気に入っていたのだと言います。
 フロンティアセッターは、他者の非合理的な行動で恩恵を被った者は、同様の非合理的な行動で相手に恩恵を与えようとする傾向があると言い、うんぬんかんぬんw ディンゴはその主張を遮ってそんなにややこしい理由じゃないとw 一言で言えば仁義ってやつだと言います。

 ……AIが仁義を覚えたかー! ますます人間性が増してるなー。

こっちから願い下げ

 拘束されたアンジェラですが……私は間違っていない、どうしてこんな目に遭うのだと。アンジェラは深い森の奥にうずくまっていて……すると光が現れ、「ご無事でしょうか、アンジェラ・バルザック」(噴飯)。思いっきし不正アクセスしてるじゃねーかwww
 アンジェラは、助けてくれるのかと。フロンティアセッターは、これはディンゴの説明によれば『仁義』と呼ばれる価値観に基づく行動だと言います。
 アンジェラは思わず吹き出してしまい(ここだけはCGじゃなく手描き?w)、そして、上司の説得に失敗したと謝ってます。そして、あいつらはフロンティアセッターの事をスクラップにするつもりだと警告。フロンティアセッターは状況を掌握しており、すでに攻撃部隊が発射施設に向けて進行中だと。おそらく一時間弱で戦端が開くと予想してます。

 対してこちらもHLVの緊急離陸プロセスを進めているそうで、資材と燃料の積み込みに要する時間は62分。ただ、保安局に捕捉されるより先に脱出できる望みはまだ残っているそうです。

 アンジェラは、市民権剥奪で圧縮拘束処分では、どうせもうディーヴァで返り咲く芽はないと……こうなったらとことん付き合うと言います。これもあなたが言っていた『仁義』ってやつかと苦笑。フロンティアセッターは、心強いと感謝してます。

 アンジェラはまずはここから抜け出すべく、フロンティアセッターに、低軌道駐屯地のプラットフォームにアクセスできるかと。フロンティアセッターは「お任せを」と答え……

 ……自我とか記憶を保ったまま閉じ込めるのか。じゃないと罰にならないかもな。苦痛な時間が長いからこそ刑期の長い罰なんだろうし。

最後の勧誘……のフリをした陽動

 そのアクセス中の光景にアンジェラは、これは何の騒ぎかと。フロンティアセッターは、ジェネシスアーク号の発進を控えて最後の勧誘アナウンスをディーヴァ全域に展開していると説明。アンジェラ救助に際しての陽動の意味も含めての工作だそうです。保安局も対抗手段として政府広報による沈静化を図っているそうで。どちらを聞くかは各々の市民の判断に託されているそうです。
 アンジェラは、ここまでできるのであれば、本気になればディーヴァを壊滅させる事だってできるんじゃないかと。フロンティアセッターは、その判断は軽率だと……現在の人口は総人口の98%がディーヴァの環境に依存しており、これを攻撃し損害を与える行動は私の生存によって正当化できるものではないと。そんなフロンティアセッターにアンジェラは、あなたなら人類の友だちになれたはずだと言います。

 そろそろ低軌道駐屯地に到着するようです。アンジェラは、ディーヴァを見限るとなると、逃げ込む先はあのマテリアルボディしかないと言います(簡略化されたアンジェラが可愛いw)。あの野蛮で不潔なリアルワールドでこれからずっとやって行くのかと……気が滅入るとぼやいてます。楽園を追放されたアダムとイヴの気持ちが分かると。
 フロンティアセッターは、もしお望みならあなたには別も選択肢もあると言います。

 そしてアンジェラは低軌道駐屯地へ。

 ……人類が生き延びるために深宇宙探査に行くのに、ディーヴァを物理的に破壊して人口を激減させたら意味ないもんな。科学技術を失ってしまったら人類が生き延びる可能性が失われるし。

◆今日の他者からの評価:自我を捨てる気か?w

2024年04月29日(月)20:51

移動カーニバルがどう関係してくるのか

 AT-X、『メタリックルージュ』、第4話。

 移動カーニバルの船が現れ、広場に着陸。市民たちも注目していて、フリージャーナリストのジル・スタージョンも、その威容をカメラに収めてます。
 エレベーターが下降し、そこには人形遣い師オペラの姿。

 その頃、それどころではないのがナオミ・オルトマンネアン居留地に侵入する機会を狙うのですが、なかなかその機会がなく、今は治安部隊が入っていくのを確認するに留まってます。

 ルジュ・レッドスターはどうなったのかと言うと……一応、容疑者とか重要参考人って感じで、ネアン自由評議会(CFN)に捕らえられてます。

 ……警察署内には不正がはびこりまくってる感じなので、これをあの捜査官がぶっちゃけたら面白いんだけどな。


わざと捕まってるんだよー

 捕らえられているルジュのところに、あの小鳥ロボットがやって来ます。ナオミはルジュに、どういう訳か、ユバル087が殺されたのが警察にバレていると伝えます。治安部隊がそっちに突入するので、巻き込まれないうちに逃げるように言うのですが……ルジュはあえて捕まったままでいるようです。私は殺ってないと言うルジュですが、ナオミは、誰が犯人なんてどうでもよく、この警察はCFNを潰す口実が欲しかっただけだと説得。
 ルジュは、ユバルが死んだことを警察に伝えた内通者がCFNにいると言います。ナオミは、もしかしたらそいつが『幻影のヴェルデ』なのかと……その可能性はあると言います。なのでルジュは、そのヴェルデのイドを回収すると。
 本当にルジュかと驚くナオミは、本当に大人になったとw そう言われてむくれるルジュw

 ナオミもネアン居留区に入ってルジュを手助けしようと考えているわけですが、ルジュは拒否。しかしナオミは、私が手伝いたいのだと……これは私の自由意志であり、私もルジュも真理部の道具でも備品でもないのだと。
 ルジュは微笑み、「仕方ないなぁ。じゃあ、待っててやる」。

 ……何だよ自然に仲直りしてんじゃんw


うっせーとにかくこいつが犯人なんだいっ

 そこへ3人のネアンデュマ171レビ328、女性ネアン)がやって来ます。小鳥ロボットは天井近くの配管に退避。
 デュマは、指導者を失って我々は混乱していると……もう一度詳しく話を聞かせてもらいたいと言いますが、ルジュも話を聞きたいと言います。女性ネアンは、やはり話を聞く必要はなく、ただちに処刑すべきだと主張。レビは、まだ犯人と決まったわけじゃないと何度も言っていると。それに、ネアンはネアンを殺さない。
 女性ネアンは、こんな得体の知れないネアンを信じるのかと言うのですが……レビは、得体の知れない者を排除するのが正しいのであれば、我々は人類と同じになると諭します。女性ネアンは、ルジュはアルターの仲間かもしれないのだと言うのですが、レビは語気を上げて、それを確かめるのだと制してます。

 落ち着くように言うデュマは、2人の無礼をルジュに「失礼」と詫び……尋問を始めてもいいかと言います。ルジュは「嫌だと言ってもするよね」。
 なぜあの場所にいたのかを尋ねるデュマ。ルジュは、ユバルに呼ばれたからだと……そのように伝言を聞いたからだと言います。デュマは「誰が君に伝言を?」と問い……

 ……女性ネアンは、ルジュが犯人であってほしいんだろうか?


個人で動けないもどかしさ

 治安部隊が突入準備。第1小隊はポイントAを、第2小隊はポイントBを征圧するよう指示。CFNの構成員を全員確保し、必要であれば破壊しても構わないと言います。それってもう無条件で皆殺しじゃん。

 その頃、ルジュは尋問を受けているのですが、誰が伝言を伝えにきたのかをしゃべろうとしません。おいおい、黙ってちゃ不利になるぞー。そこでデュマは質問を変え、名前や製造年月日を問います。ルジュは名前を言うものの、製造年月日には答えず、地球から来たのかという問いにも答えようとしません。するとデュマは、真理部から来たのだろうと言います。

 デュマはルジュに、居留地に来たのは初めてかと問います。閉じ込められ、死の自由すら与えられないネアンたちを見て、どう思ったか? ユバルからはネアンの希望になってほしいと頼まれ、彼らを救いたいとは思わなかったのか? それは真理部として任務ではないと?
 デュマは、ユバルの見込み違いだったようだと……ルジュにネアンは救えないと言います。それはルジュも(真理部として)縛られているからだと。
 立ち上がったデュマは邪悪に微笑み、もっと自由に自分の欲望に忠実に生きればいいと……殺したい奴を殺し、救いたい者を救えばいいのだと言います。そうすればサラ・フィッツジェラルドも救えたと……彼女の歌が好きだったのだろうと煽ってます。

 ……個人が勝手に動いちゃあ、組織でも何でもなくなっちゃうもんな。なので、軍隊なんかは特に、勝手に行動したり武器を使えば軍法会議モノ。場合によってはその場で処分されます。免疫系細胞なんて、もっとシビア。じゃないと身体を守れないので。
 ってか、デュマの芝居がかったものの言い方、まさか正体は……ルジュもその事に気がついたのかも。


ひょっとして内通者は……

 どうやら表にネアンたちが集まってきたようで、デュマとレビは扉に向かい……ルジュはその間に手枷を引きちぎって破壊。

 するとデュマは、ルジュが私たちを殺そうとしたと騒ぎ立て、女性ネアンも乗じてます。デュマ、これ実は変幻自在の能力を使ってるジャロン・フェイトだろw レビは興奮するネアンたちに落ち着くよう言うのですが、群集の勢いは止まらず……ルジュは已む無く「どいて!」といすを振り上げます。

 すると大きな振動が響き……治安部隊が突入してきた! 治安部隊はユバルの遺体を見つけ、征圧も完了。

 治安部隊はレビたちも捕らえようとしますが、ルジュがいすで治安部隊を打ちのめし、もう一人いた治安部隊も倒してます。そしてネアンたちには逃げるように言い、脱出のため先行。3人の隊員も殴る蹴るで倒してます。
 そこへリオンが駆けつけ、建物の周りは囲まれていると伝えてきます。こっちだと案内するリオンですが……ん? なぜルジュはすぐそっちに向かおうとしないんだ?

 ……まさか内通者は、デュマではなくリオンだと疑ってたり? そういや突入部隊が来てもアフダル・バシャールは特にネアンを守ったりとかせず何もしてなかったな。おやおやー?


権力っていいな

 ナオミは小鳥ロボットを使って、見失ったデュマを捜索。すると、アッシュ・スタールノイド262が居留地のゲートに向かっている事に気付きます。

 さて、アッシュとノイドはどうやって居留地に入るのかと言うと……どうやら守護局である事を振りかざして入るつもりのようでw そこへナオミが息を切らせてやってきて「いーなー、権力」www 「私もひとつ混ぜてもらおうかな」と頼み込み……

 ……仮に白バイに誤りが100%あっても相手を罪人にできる権力っていいなー。高知県の事件然り、北海道の事件然り。


極秘任務はシークレットミッション

 Bパート。アフダルは酒を飲み干し、フッと笑って部屋を出て行きます。とんでもない騒動が起きているっていうのに、なんでそんなに普通にしてられるんだ?
 その頃リオンは、ルジュを案内すべく建屋の屋上に出てます。

 さて、ナオミはというと……アッシュを説得中。お互い追っているのは『赤い奴』であり、同行させて欲しいと言います。アッシュは、真理部の権限で入ればいいじゃないかと言うのですが……ナオミは、これは極秘任務であり、大っぴらには行動できないのだと。
 見返りは何だと問うアッシュ。ナオミは、赤い奴の正体でどうだと交渉。アッシュとしては個人的に真理部はいけ好かないのですが……その話に乗る事にします。

 ……そう、赤い奴の正体は亡きジオン・ズム・ダイクンの(それ違う


面子と権力

 移動カーニバルは市民たちに大盛況。

 ゲートを開けさせたいアッシュ。警備員は、まず上に連絡したいようですが……アッシュは、相手は只者ではなく、治安部隊にも危険が及ぶかもしれないと……何か起きてからじゃ遅いのだと説得。
 ナオミも、居留地に潜入しているのはロイ・ユングハルト殺害事件の容疑者だと言います。守護局の捜査に協力せず、容疑者を見逃したとなれば責任を問われる事にもなると言い……
 警備員はゲートを開きます。
 こうしてアッシュ、ノイド、ナオミは居留地に入る事ができ、ナオミはひっそり「権力、酔いしれそう」wwwww

 ……面子を刺激されないと動かないって、○○かな?


本物のデュマはどこだ?

 居留地に入ったアッシュたちですが、中に入っちゃえばどこへでも行けると思いきや……限度はあるようです。居留地の最深部は警官たちでいっぱい。これ以上進めず、アッシュとノイドは動けず。
 ナオミは小鳥ロボットでデュマを探しており、やっと発見できた模様。アッシュたちに見つからないよう、こっそりその場から去ってますw
 ナオミはデュマを追うのですが、「どなたかお探しですか?」と、逆にデュマから声をかけられてます。デュマはすぐにその正体を……ジャロンである事を自ら暴露。

 ……もう、どの時点の誰が実はジャロンなのか、分かったもんじゃねーなw ってか、本物のデュマはとっくに始末されてるのかな。


幻覚

 リオンは艦船の残骸に案内し、この中を抜けるとウェルズタウンの南端に出ると言います。見張りがいるかもしれないけど、ルジュの能力を使えば大丈夫だろうと言います。
 ルジュは、「私の能力を使えば」ってどういう事だと問い、私の事は人間だと思っていたはずだと……どうしてネアンだと知っているのだと訊ねます。返答に困ったリオンは、CFNの誰かに聞いたんだっけかなと言うのですが……ルジュは、あんたはCFNではなく、どうしてあそこにいたのだと問います。本当にユバルに私を呼ぶよう頼まれたのかとも問い……ユバルが死んでると知っていたんじゃないかと問い詰めます。
 ルジュは、ユバルを殺したのはデュマだと思っていたけど、殺したのは実はリオンなのではないかと言います。もちろんリオンは強く否定。ただルジュを連れて行くよう言われたのだと弁明します。しかしルジュは「誰に?」と詰問。いよいよ追い詰められるリオンは、力になりたかっただけなのだと……僕にできる事なら何でもしてあげたかったと言います。あの人が苦しむ姿を見たくなかったと言い……何かをルジュの左腕に注入。ルジュはリオンを突き飛ばして注射器を抜き取るのですが、すぐに幻覚に襲われ……

 ステージで串刺しにされているサラ。サラは目を見開いたまま歌っており、身体が浮いて串から抜き出し……ふと振り返ると、初めてみる男性ネアン。ルジュの足首を掴む女性ネアンもいて……これがひょっとしてニウスとアキルスなのかな?
 狼狽するルジュは、私はあんたたちと同じじゃないと。
 するとリオンも幻覚の中に入り込み、お前が悪いのだと……ユバルは善人面して邪魔なネアンを殺しており、ルジュはその手先だと聞いていると言います。お前の正体は同胞の血で身体を赤く染めた真紅の悪魔だと。

 頭を抱えて必死に否定するルジュは……

 ……『真紅の悪魔』? 『真紅の稲妻』と『白い悪魔』の融合?(ガンダムから離れろ


我慢しなくちゃ動物と同じ

 ジャロンと対峙するナオミ。銃を構えるもジャロンに払い落とされ、ナオミはキックで応戦。ネアンに人間の鉄拳が通用するはずもなく、ジャロンは本当はルジュを殺りたかったと言い……プレイカード(日本ではトランプと呼ぶ方が通りやすい)を出して「欲望が高まる。そう、欲望に忠実に! 正直に! 素直に! 真っ直ぐに!(腰を突き出す)」w ナオミが呆れてるぞー。
 続けてジャロンは「やりたくて殺したくて壊したくて……我慢しちゃダメー!」と叫んで急にトーンダウン。人生とはままならないものだと。ナオミは、大人なんだから我慢しなくちゃと言い……ジャロンは、だから替わりのもので我慢すると言い、瞬時にナオミに接近して喉元にナイフを突き出します。が、すぐに刺そうとせず、どうやらあなたも面倒な方のようだと。

 ……ん? ナオミも実は人間ではないとか?


不用意な接近は死亡フラグ

 幻覚の中で、ルジュはリオンの首を絞めにかかってます。ルジュの心の中にジーン・ユングハルトの声が響き……幻覚は解かれ、リオンも解放されます。
 やっと幻覚から冷めたルジュ。するとアフダルが来て、まだ抗えるのかと。ルジュは、ユバルが言っていた内通者ってアフダルなのかと言いかけますが、リオンは、先生は悪い人じゃないと言葉を遮ります。アフダル先生は巻き込まれただけであり、デュマからユバルを殺す手伝いを頼まれて困ってたから……先生にそんな事をさせられないからと。
 リオンはアフダルに近づき(あ、それ死亡フラグ)、僕はちゃんとやったと……これで先生は自由で、一緒に連れて行って欲しいと言います。しかしアフダルは、それはただの幻だと言います。私は困っていたわけではないし、助けてくれと頼んだわけでもなく、お前が勝手に思って勝手にやっただけだと言います。そう言ってリオンの腹に(右腕を変形させた)剣を刺し……お前が思っているような人間ではないと言います。ネアン居留地に潜り込みCFNを監視していた事も、ネアンを救っていた事も、与えられた役割を果たしていたに過ぎないと言います。

 アフダルは実はネアンであり、グラディエーターに変身。アフダルこそが幻影のヴェルデであり、自由も幻だと言います。

 外の世界にも自由などありはせず、人間たちも決して自由ではなく、自覚がない分、人間の方が愚かだと。絶望したネアンは刃に倒れ……ルジュはメタルルージュに変身。

 ……ネアンは勝手に憧れて、勝手に裏切られたとか思ってたりするんだろうか。だとしたら、良くも悪くも純粋だな。


電磁障害

 ネアン居留地が電磁障害により停電。ずっと動けないままのアッシュは、停電の原因を推測、赤い奴がいると察してます。

 一方、ナオミにナイフを突き立てているジャロンですが、停電の原因が何かを察し、退却を決めます。「アデュー……」と言いかけ、ナオミに「どちら様でしたっけ?」w ナオミは呆れつつ自己紹介w

 ……ジャロンは余計な事はせずに、去るべき時はさっさと去るのはいいよなw


ハートキャッチ

 って事で、『幻影のヴェルデ』とメタルルージュの戦闘です。ヴェルデは幻影を併用して攻撃。ルージュは幻影に翻弄され、ヴェルデの刺突攻撃を辛うじて回避中。ヴェルデは、私もお前も哀れな存在だと。
 周囲の霧によって幻覚を見せられているわけですが、この霧はヴェルデの体内で精製されている神経系ガス。ヴェルデは、こんな身体に生まれたくはなかったと。
 ヴェルデは繰り返し、抗うなと……お前も私も哀れな存在だと言います。ルージュは、同じじゃないし哀れなんかじゃないと抗いますが、神経系ガスのせいでよろめきひざを付いてます。
 ヴェルデは刃となっている腕で、ルジュの首を鋏で切断するかのように構え、お前も自由を欲しており、リオンや私と一緒だと。自由になる方法はただ1つだと迫り、刃をじわじわと首に食い込ませてます。
 ルージュは必死に否定し、するとルージュの頭上に光のリングが現れ……大爆発。宇宙船の残骸は一部が崩壊。

 なぜ拒むのだとヴェルデは言い、「自由になれ」と、分身を使って接近。ルージュはその中で本体を見抜き、両腕の刃をダガーで防御。その刃を力任せに砕き、胸の中央を刺突。

 ダガーを抜く際にルージュはヴェルデのイドを回収。ヴェルデの変身は解かれてアフダルに戻り……アフダルは「私もお前も自由になるには……」と言いかけて倒れてます。ルージュも変身を解いてルジュに戻り、力尽きてその場に倒れ込んでます。

 ……アフダル曰く、死ぬことでしか自由になれない? ネアンには死ぬ自由すらないってアフダルは言ってたけど、あれが最後で唯一の自由なんだろうか? なんか終末思想的と言うか、カルト教団的と言うか。


お祭りがやって来た

 ネアン居留地のゲートに移動カーニバルが近づいてきます。その中にはオペラがいて、

 ……ってこのタイミングで終わりかーぃ。

◆今日のイド:これはいい値が付く!

2024年04月28日(日)20:37

後ハメ加工以外は普通に作って行きますよ

 旧キット1/144、ガンダムを作ります。後ハメ加工をしつつ、接着も進めます。

 まずは上腕、太もも、手首の接着。これらは後ハメ加工とかとは無縁なので、普通に接着して棒ヤスリで合わせ目消し。神ヤスによる平滑化はまだw

 
平滑化できたら塗装へ

 平滑化が終わったら、旧ガンダム用のホワイト(ちょっと緑が入ったやつ)を使用予定。

 頭部の後ハメ加工は、頭部内にポリキャップを仕込むところから。3mm用のポリキャップは、内径3.2mmのプラパイプを短く切ったものを使って固定します。なので、その短いプラパイプを頭部パーツの内側に接着。頭部パーツの内側は凸凹しているので、プラ屑も使って確実に固定します。

 
こんな感じで固定する

 他にできる事と言えば……1パーツで完結しているパーツの塗装ですかね。これらのパーツは平面出しなどを終えたら、ニュートラルグレーミディアムブルーで塗装予定。

 
武器はすぐできそう

 今のところは、地道にのんびり作る感じ。上腕が塗装までできたら肩と下腕を接着して、上腕をマスキングしてから肩と下腕だけ塗装して……って感じで。1/144なので無理に後ハメ加工すると、強度やポーズの保持力が致命的なまでに落ちかねないので。

◆今日のガンダム:作りやすいのはMGだけど、飾るスペースがなぁw

2024年04月27日(土)20:22

腕を進めていく

 RG、ジオング、あとは手ができれば完成! あともう少し!

 下半身を組み上げていきます。装甲パーツをはめ込んでいって、腰部の前後を接続するのですが……あれ? はまらない? キツくて入らない?

 
キツくてハマりにくいのです

 凸部を削るか凹部を削るかして、どうにかハメようかなって。塗膜の厚みでキツいのも原因でしょうけど、2つのパーツを組み合わせる事で凸部が構成される場合、その2つのパーツがきっちり隙間なく組み立てられていないと、その隙間の分だけサイズアップして入らなくなくもんね。そこは慎重に調節していこうかなと。

 腕も作っていきますよー。暗緑色(中島系)で塗装するパーツをはめ込んでいって、キャラクターイエローで塗装するパーツをはめ込んでいって……

 
腕はできた

 残るは、手。ABS製なので、まずはプライマーを塗布。さらにRLM66ブラックグレーを吹き、マスキングしようかと思ったのですが……マスキングテープがうまくくっついてくれず、もう筆塗りする事にw グレーFS16440を薄く何度も筆塗りしていきます。

 
地道に薄く塗り重ねる

 この手の塗装が終われば、つや消しクリアを吹いて完成予定。とゆー感じで順調に行けばいいけどなーw

◆今日のジオング:自由砲台MAのようなものだし、脚はなくても行けるっしょ。

2024年04月26日(金)20:07

6個入り

 AT-X、『4人はそれぞれウソをつく』、第3話。

 お腹が空いたと訴えるリッカ。この先に公園があり、千代は、そこでたこ焼きを食べようと言います。曰く味はイマイチとの事。
 可愛いねって事で、リッカに1個オマケ。いつもの美人さんって事で、千代に1個オマケ。きれいな子って事で、翼に1個オマケ。翼は「はは……あざっス」www 女装男子だもんなw
 関根は普通に6個。これには他の3人も驚愕www

 ……メガネを外して髪を下ろせばワンチャンあったかもしれない(オープニングの水着姿参照)w


命の価値

 千代は「私が買い食いなど提案しなければ」と凹み、翼は「せめて、俺もオマケなしであれば、まだ」と凹み、関根は「やめて。気を使われるとより惨めなんだが」と凹んでます。そこで気にしていない事をアピールしようとして、「あ、オマケみっけ」と言いつつ、左頬に指で作った輪を当てて「ほらー、たこ焼き」。より惨めなんだがwww 千代は泣きそうになってますwww
 千代は、私はあの店の常連だったからオマケしてくれたのだろうと主張。翼は先述の通り、味はイマイチだと……味に自身がないからオマケで客を釣っているのだと。リッカも、味がイマイチ何だからオマケはいらないと言います。
 こうしてみんなで必死にフォローして、その気遣いに関根は感涙w

 そこへイケメン高校生の3人が声をかけてきます。良ければ連絡が欲しいと言いつつ、千代にメモを渡し、同様にリッカにも、そして翼にも。翼は「え」www 男から渡されてもなぁw
 3人って時点で嫌な予感はしていたが、関根には誰もメモを渡さず……3人は去って行きます。

 千代は「殺そう。あんな素人集、3分もあれば」(やめんかwww)。超能力で千代の考えが分かった関根は、そこまではいいとw 「あぁ、えっと……命って尊いなぁ」w さらに「命!」と言いつつ命のポーズを披露し、リッカと翼は「!?」w さらに関根は「だもの」。リッカと翼は「だもの!?」w 関根は「命は花、月、風、そして友だもの」と続け……千代は暗殺を思い留まってくれたようです。意味が分からないリッカと翼は「何だ今の」w

 ……関根は別の意味で超能力を使いこなせてないなぁ。


何でも頭に「宇宙」ってつければいいってもんじゃない(by ニャル子)

 翼は、たこ焼き屋のおっちゃんは見る目が無いと……将来的に一番モテそうなのは関根だと言います。今モテるより将来モテる方がいい……学生時代は通過点だと。胸も関根が一番大きいと言います。千代は、それって褒めてるつもりなのかと……おっちゃんは顔しか見てなかったと言います。合コンとかだとどうせみんなは胸しか見ていないと。
 関根は光を失った目で、この乳とその顔を交換するかと。

 翼はまだ自分がヤバい発言をした事に気付いておらず、この状況を打開すべく、リッカが手を合わせて「喝!」と叫び……みんなの意識がぐにゃりと歪み……時間が巻き戻った!? 4人はこれから公園に入るところで、この異変に気付いているのはリッカと関根の2人だけ。関根は、これであのお通夜みたいな空気は回避できると期待してます。たこ焼き屋の前でリッカは関根にこの場から少し離れるように言い、ぬいぐるみを使って……関根以外の全人類を宇宙ブタに改造するそうです。これで関根を人類一の美女にするそうで(千代よりサイコパスじゃね?w)、繰り上げだろうが一位は一位だとw
 その計画を超能力で知った関根は「さすがに止めないと」www

 しかしリッカは空に向かって銃を放ち、光は上空で拡散してあちこちに降り注ぎ……翼と千代が宇宙ブタになった! 他の市民たちも宇宙ブタになっていて、千代はモテモテ(それもそうかwwwww)。この展開にリッカは「なん……だと?」w
 そこでリッカは全人類を宇宙ガエルに変えるのですが、結果は同じ。鉱物に変えても(非生物に変える意味w)結果は同じで(なせ鉱物に恋愛感情が?)、リッカはようやく意味の無さに気付いたようです(やる前に気づけ)。

 ……まぁ、中には異常性癖もあって、異種姦に及ぶ変態もいたりはするんだがw


メガネを外したらってゆーお約束

 気付けばたこ焼き屋の前にいる4人。リッカはみんなの記憶をゴッソリ消しており、その工作に気付いているのは関根だけ。「大佐の洗脳エグいな」w リッカは次なる作戦を考えようとしているのですが、関根は内心で「もういいよ!」w そこで関根は、人間はやはり中身が大事だと言い出してます。ここまで来ると清々しいというか腹が据わるというか、見た目がどうであろうと私は私で生きていくしかないと。
 そこへトラックが猛スピードでやって来て、スピンして関根に水たまりの泥水がぶっかけられ、トラックは去って行きます(何この理不尽な展開はw)。関根はメガネを外し、「ホント、今日はついてないですね」。メガネを外しびしょ濡れの関根はとても麗しく、3人は感動w 翼は、一生泥水をかぶっていればとw
 リッカは、たこ焼きはまた今度にしようと言い、4人は公園を去るのですが……リッカは、関根のような被害者を出さないようにしようと考え、たこ焼きを美味くしようと思案。そうすればオマケで客を釣る必要はなくなるわけで、銃である光線を店全体に浴びせ……材料を宇宙一美味いと言われている宇宙ダコに変えたようです。
 たこ焼き屋のおっちゃんは、見慣れないけど美味しそうなタコを見て、これから味で勝負できると確信するのですが……宇宙ダコは帰巣本能で宇宙へw 依頼、ここにはたこ焼き屋はいなくなったそうですw

 アイキャッチw 千代にとってここのたこ焼き屋は美味しかったらしい(味オンチかw)。  ……以前に信じられないくらいマズいたこ焼き屋があったのを思い出した。材料に何を使ってるのか分からないけど、生地がやけに繊維質なのだ!w


そばうどん250円

 Bパート。翼は左耳に多数のピアスをつけており、リッカは、何個開いているのかと尋ねてます。合計9個だそうです。

 ピアスがきっかけで翼は関根と友だちになったそうです。それは入学式の後だそうで……

 翼は先生に呼び止められ、あとで職員室に来るように言われてます。ピアスの事かなと翼が考えていると、そこへ関根が来て、先生には私からうまいこと言っておくと。礼を言う翼に関根は「500円でいいんで」www
 関根はさっそく先生に説明。宗教上の理由とか言ってます。翼は「なんか凄いウソついてる!」w 戻って来た関根は、うまくごまかせたと言い……学食でお昼でも食べるかと言います。50円のジュースを奢るとの事。翼は「俺の金で?」w
 それで掲示板には、学食新メニューのそばうどんが250円の掲示があったのかw

 そんな事があったそうで、関根曰く、私の社交性の成せる技だと自画自賛。翼も、たしかに関根のお陰で助かったと。

 ……そばうどん食べてみたいw


肉盛りうどん390円

 1年生の時に千代が転校してきた時も何かあったようです。

 関根は初めて千代を見た時も美人だと感じていて、翼にはすんげぇお嬢様らしいと説明し、お昼に誘ってみないかと……何か奢ってくれそうだとw 新メニュー肉盛りうどん390円とか狙っているようです。んで、千代に話しかける関根ですが、あっさり「結構ですわ」と断られてます。
 千代は実は暗殺に来ており、狙っているのは学園長の首。友だちを作っている場合じゃないようです。

 お昼への誘いを断られた関根は、残念だと。翼は「 」w

 ……肉盛りうどん美味しいよね。250円だったうどんが390円て、140円分の肉ってすごい量だぞw


人生を変えた一品

 お昼を食べ終わり、ペットボトルの京都あやなま いっけーお茶エモン(マスクマフィギュアストラップ付き)のオマケを見る翼は、中身はマスクマだったと言います。
 関根も自分の分を見てみるのですが、これはすでに関根も持ってる物。そこで関根は「これ要りますか」と千代にあげようとしてます。翼は、要らないからって人に押し付けるなと言うのですが、千代はちょっと困惑。
 しかし、学校の帰りにマスクマのぬいぐるみを買い、クレーンゲームをやり、ガチャガチャもやり……すっかりハマったようで、マスクマの帽子を装着して登校www

 当時を思い出す千代は「か、可愛くて、つい」w

 しかしこれが、千代の運命を変えてしまったようです。

 千代は学園長の首を取ったのかどうかは分かりませんが、里に戻り、マスクマの帽子を捨てようと……いや、捨てる事ができず、帽子をかぶって「マスクマー!」と絶叫www やっぱり殺しなんてしたくないと……マスクマ限定グッズを集めたいとw マスクマと出会わなければ里を抜ける決心はつかなかったそうですw
 心を読み取った関根は「マスクマで!?」www

 ……んで、学園長の首は取れたんだろうか? 首を取ってたらとっくに事件になってるだろうし、できなかったのかもな。


洗脳って怖いね

 何だかんだでみんなマスクマのグッズを持っていると言う翼。翼はもちろん、関根も千代も持っていて、そしてリッカも……え? 何そのおかしなグッズw 関根は内心で「大佐はその時いなかったが?」w
 翼は、林間学校の時にリッカがグッズをなくしてしまい、みんなで探したと言います。関根は、それは大佐が捏造した記憶だとw 千代も、クリスマス会で着せ替え人形を作ったと言い、関根は「それも大佐の捏造」w
 リッカは、偉大なる指導者を称える例会でもお揃いで付けて行ったと言い……千代は「ありましたわねぇ」(?)。翼も「そうそう」と。革命鍋も食べたと千代は言います。
 これはさすがに記憶改変のやりすぎwww 関根はそれも大佐による捏造だと。「ってゆーか革命鍋って何?」www

 ふと関根は、大佐っていつ現れたのか、確信できる記憶がありません。洗脳されているであろう事は分かるのですが、どこまでが偽物の記憶なのかは判別できず……でも私は大丈夫だと考えてます。何ってったって、我が心はどんな時も偉大なる指導者の教えと共にあると(その記憶こそおかしいと思わないのかw)。

 アイキャッチの料理w これが革命鍋か(食いたくないw)。

 ……ってか、偉大なる指導者って誰だよ。


サプライズ

 クラッカーを初めて見るリッカ。翼は、この前の部活で使った小道具だと言い、大量に余っているとの事。リッカは訳も分からず紐を引っ張り……ちょうどそこに来た千代がその方向にw 千代に謝るリッカ。千代は泣き出し(びっくりさせちゃったかな?)、「みなさんったら、サプライズだなんて」。誕生日を覚えてもらえるだけでも充分なのにと大喜び。「そうだったのか!」と3人は驚くものの、その場の空気を呼んで3人で「パッピーバースデー!」とリアクションw
 さて関根は、これどうするんだと……誰も何の準備もしていないと。するとリッカが、千代にプレゼントがあると言い出し……使いさしの消しゴムを出します。そんなもんあげてどーすんだw しかし千代は、どうして私が一番欲しい物が分かったのかと。関根は内心で「えぇ!?」w
 リッカのぬいぐるみが輝いており、関根は、また洗脳したのかと……脳に干渉して一番欲しいものを使いさしの消しゴムに書き換えたと半ば呆れてます。が、千代の洗脳が解けかかるとリッカはぬいぐるみで再洗脳w
 関根は、そこまで洗脳するんだったら、誕生日を祝われたい気持ちを消せば良かったじゃないかとw

 翼はというと……女子のノリに合わせてプレゼントを買ってますw ただ、サプライズ性まで求められている事に焦っており、かと言って今さらサプライズなんてできず……普通に渡してます。中身はマスクマのマグカップで、千代は大喜び。
 さらに翼は、何かしてほしい事はないかと言います。「そんな、とんでもない」と千代は言うのですが、翼は、むしろ何か言って欲しいと。すると千代は……また髪の毛をイジらせてほしいと(あの時の三つ編みかwww)。盛夏服の時のアレンジがとても似合っていたと言う千代。翼は内心で「これで……これで喜んでくれるのであれば」と震えてますw

 ……この場に盛夏服もあったら良かったのになぁ。当然、専用の下着もw


エネルギー保存の法則とは

 次は関根の番とばかりに、千代は関根を見てます。そこで関根はミストレス・タイムを使う事にします。それは、関根が超能力を制御できる時間の事。ただ、大いなる力には大いなる代償があるそうで、体重が激増するそうですw<
 関根は念力でかばんを浮かせ、このかばん型ドローンで上空に文字を書くと。かばんは窓の外に出て「Happy Birthday」と描き……腹が出てるw

 みんなのお祝いに感動した千代はみんなに礼を言い(髪をイジられた翼が美少女になってるw)、こんな風に誕生日を祝ってもらえた事がなかったと……この学校に通えてみんなと友だちになれて本当に良かったと。
 そこで千代は関根に、上空に「私たちは何年経っても永遠に友だちです」と書いて欲しいとw

 みんなで校庭に出て、関根は泣きながら夕暮れの空に「However long time we spent, We are always best friends.」と描き……関根の腹はいったい何ヶ月目なんだってくらいに膨れてますw
 なお千代には、英語が分からない模様(そういや何で日本語で書かなかったんだろう?)。

 ……なんで力を使うと体重が増えるんだ? 力を使えばエネルギーを消耗して痩せるはずなんだがw

◆今日のうどん:特にまねきは美味いぞ!

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